利益が出ているときに、最低限の利益確保のために入れる注文方法のこと。
将来の価格変動リスクを回避・軽減すること。ある取引から生じるリスクに対して、逆サイドのリスクを持つ取引を行うことによってリスクの回避をしようとする方法。
主にオフショアのタックスヘイブン(租税回避地)に拠点を置き、法的規制を避けてグローバルに投資活動を営む私募の投信のこと。
ヘッドアンドショルダーズ(三尊)とは、チャート・パターンのひとつであり、典型的な天井(高値をつけて下落に転じるポイント)の形を示す。「肩→頭←肩」の形となっていることからこう呼ぶ。仏像が3体並んでいるようにも見えるので、日本では「三尊」ともいう。また、下げ相場の安値圏でできる逆の形を「ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム=逆三尊型」という。
これからの成長性が期待できる新興企業等に新たな資金調達をすることを目的とし、大阪証券取引所で運営される市場のこと。
元のナスダック・ジャパン市場。大証に開設されている新興企業を主な対象にした株式市場のこと。大阪証券取引所(大証)の新興企業向け市場ヘラクレスとして再スタートしている。市場を運営するナスダック-ジャパン社と大証が2002年10月を持って業務提携を解消したため、12 月より大証が単独で運営を開始した。
相場が値下がりすると予想する弱気の見方。「Bear」は熊、腕を上から振り下ろす動作から来ている。強気の市場はブル・マーケット。
相場が下落すると予想する弱気な見方。⇔ブル
オプションのリスク指標のひとつで、基礎商品のボラティリティ変化に対するオプション価格の変化額を表す。ベガは、権利行使価格、満期日が同じであれば、プット、コールとも同一の値となり、アット・ザ・マネーで最大となる。
保険つなぎとも言う。先物取引において、保有しているポジションまたは将来保有するポジションの価格変動にともなう値下がりリスクを軽減する目的で、現物と反対のポジションを取ることが有効になる。このような目的の取引をヘッジ取引と言う。多くのヘッジ手法があるが、もっともシンプルな型として、現物を保有している場合に先物の売付けを行う売りヘッジ、将来に現物を保有する意思や予定のある場合に先物の買付けを行う買いヘッジの2種類がある。
中小・ベンチャー企業に対し投資事業を行うことを目的とする企業・団体を言う。ベンチャー企業など未公開会社への出資による資金提供のほか、人材や新規取引先の紹介等を通じた出資先企業への支援を行い、成長発展を図る一方で、将来、出資先企業の株式公開時における保有株式の売却により得られる売却益の獲得を目的とする。
大阪証券取引所が開設した、ベンチャー企業を主な投資対象とするファンドのための市場(ベンチャーファンド市場)に上場している商品。少額の資金で未公開企業への投資を行なうことができるようになるとともに、大阪証券取引所への上場により取引の場が確保されることから、個人投資家にもベンチャー企業への投資が可能となった。なお、上記以外のスキームにより主にベンチャー企業に投資するファンドについても、一般的にベンチャーファンドと呼ぶことがある。
地区連銀経済報告。米国12地区の連邦準備銀行が地域の経済状況をまとめ連邦公開市場委員会(FOMC)に提出する近状報告。FOMCが開催される2週間前の水曜日に公表する。報告書がベージュ色のためベージュブックと呼ばれる。
株価指数に対して、対象となる価額がどう感応し値動きをするかを示す数値。たとえばベータ値が2の場合は、株価指数が1%上昇すると、2%上昇することを示している。
金融機関が万一破綻したときに預金者を保護するため、金融機関が加入している預金保険機構が、預金者に一定額の保険金を支払う仕組みのこと。現在はペイオフ解禁で、預金の払い戻し保証額を元金1000万円と利息に制限している。
フィリピンや、メキシコを始めとする中南米の多くの国の通貨。
Pegging system、単にペッグとも言う。特定の基準通貨と自国通貨を連動させ交換比率を一定にする制度の事。通貨危機などが起きる時は、まずその国の経済不安が伝えられ、たとえば市場介入してもドルのペッグ(対ドル為替レートの固定)が防衛できないなどの理由があると、海外資本の逃避・流出が始まる。
相場が特に注目されるような判断材料がないために、箱の中に閉じ込められたかのように、一定の範囲内で動く相場の状況。レンジ相場とも言う。上値抵抗線と下値支持線に挟まれた範囲内で動き、典型的なもみ合いの状態になる。
相場が激しく上下するさま。
予想変動率のこと。通貨や株価など対象になる資産がどれくらい変動する可能性があるかを示し、オプションの価格計算で使われる。原資産価格の変動(ぶれ)の平均値で、年率(%)で表示される。ボラティリティーが高いほど、オプション価格(プレミアム)は高くなり、逆にボラティリティーが低いほど、オプション価格(プレミアム)は低くなる。英語ではVolatilityと書く。