ユーロマネーを対象にした各種の取引で構成されている市場。自国以外で取引されるその国の通貨建ての金融資産の取引の場を指す。
欧州連合(EU)の主要機関のひとつ。政策、法(規則・指令等)案を閣僚理事会に提案、EU法規の適用を監督、理事会決定の執行を行う。委員長の他、19の担当別委員(2名の副委員長を含む)からなり、各委員の下、事務局があり、事務執行を行う。なお、「欧州委員会」とは、以上の20名からなる委員会を指す場合(狭義)と、約2万人といわれる職員全体を指す場合(広義)とがある。(⇒欧州委員会)
欧州連合(EU)の主要機関のひとつ。EUの諸活動に対し、民主的なコントロールをすることを目的とする。所在地は、ストラスブール(本会議)、ブリュッセル(委員会・事務局)、ルクセンブルグ(事務局)の3箇所。議員の任期は5年、定員は国別人口比により決定され、直接選挙で選ばれる。(⇒欧州議会)
EU。1993年11月、それまでのEC加盟12ヶ国(ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イギリス、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン)により批准されたヨーロッパ連合条約(マーストリヒト条約)の発効によって発足。ヨーロッパの政治経済の統合を目指し、加盟国間の相互協力を強化することを目的として設立された超国家機構。本部はベルギーのブリュッセル。(⇒欧州連合)
権利行使がオプション満期のみに限定されているオプションを「ヨーロピアンタイプ」と言う。これに対して、オプション取引の開始日から取引最終日までの期間であれば、いつでも権利行使できるオプションを「アメリカンタイプ」と呼ぶ。
英大手不動産会社ライトムーブが、毎月中旬に発表する英住宅価格平均。不動産市場から見たインフレ指標で、市場参加者は前月比に注目する。この指数の上昇はインフレ懸念から利上げ圧力が強まると見られており、当局者も注目する。
景気悪化で消費マインドは低下するが、消費性向は上昇してしまうこと。景気悪化で所得が減少しても、消費者は現在の消費水準を維持しようとする。景気後退時でも短期間に生活水準を変えることは難しいため、それまでの消費行動を踏襲するケースが多くなり、貯蓄を取崩して消費水準を維持することになる。ラチェットとは歯止めのこと。景気を下支えする役割を果たす。
金融工学用語の1つ。市場価格の変動には規則性がないということを表す用語。日本語では乱歩または酔歩。相場の変動パターンでは、どっちに動くか確率が五分五分であることを指す。
市場流動性のこと。豊富に取引されていて、世界中に多くの市場参加者が存在しており、いつでも売買したい時に、すぐにその時の気配値で取引が可能なことをリクイディティ(流動性)が有る、という。参加者が少なく、自由に売買ができないような状態をリクイディティがないという。
リスクとは投資収益率(リターン)の不確実性と定義する事ができる。リターンの不確実性はリターンのブレの大きさで判断される。リスクとリターンは一般的に比例の関係にあり、具体的にはリターンの小さいものはリスクが少ない。リターンの大きいものはリスクが大きい、となる。
損失を限定するために、トレードにルールを設けること
金融機関が直面する近年の様々なリスク(信用リスク、市場リスク、カントリー・リスク、決済リスク、流動性リスク、事務リスク、法務リスク、システム・リスク、風評リスクなど)のカバーするためにコンプライアンス体制やリスク管理体制をとること。英語ではRisk Conrolという。
景気後退のことである。好景気が中断し、生産活動の低下や失業率の上昇などが発生する現象で、さらに進行すると不況になる。アメリカでは、全米経済研究所による実質国民総生産が対前年比で2四半期以上、連続して減少した時をリセッションと定義している。
チャート分析の逆三尊のこと。ヘッド・アンド・ショルダーズとは逆のチャートパターンの一つで、3つの谷を形成する典型的な底打ちの形。
デフレーションを抜けたがインフレーションになっていない状態をリフレーションという。計画的に統制された通貨の膨張のこと。
指値注文の1つ。売買注文を出す時、"いくらで買う"、"いくらで売る"というように、取引したい価格を指定する注文方法のこと。提示されている仕切値から保有ポジションに対し有利な特定レートで決済しようとするとき、あらかじめそのレートを入力しておく注文のこと。狙った価格に下がったところで買いたい、あるいは、上がったところで売りたい時に使用する。
為替相場の見通しによって、為替決済を早めたり遅らせたりする操作を指す。本来は輸出入取引に使われる事が多い用語だが、同様の操作は貿易外取引や資本取引にも起こっている。単に為替投機取引とも言う。
指値注文のこと。顧客が銀行などに、値段を指定して売り買いの注文を依頼し、預けてあるオーダーのこと。
1987年2月22日、パリのルーブル宮殿におけるG7でなされたプラザ合意以降の行き過ぎたドル安を是正するために、通貨安定に向け協調介入を行うことを決めた為替レート安定の為の合意。
ルーマー(噂)とアービトラージ(裁定取引)の合成語。買収の噂をもとに株の売買を行うことを指す。英語ではRumortrageという。