【初心者向け】FXのメリットとリスク、おすすめの通貨ペアは?

投資商品の一つとして人気のFX(外国為替証拠金取引)で利益を出したという話をブログやSNS等で見聞きして、自分もやってみようと思う人も多いでしょう。しかし、利益に対する期待の半面、「失敗して損したらどうしよう」「初心者でもうまくいくのかなあ」といった不安もあるのではないでしょうか。
大切なお金を入金して取引を開始する前に、FXのメリットやおすすめの通貨ペア、気を付けるべきリスクについて理解しておきましょう。

FXのメリットとリスク

FXのメリット

FX取引には大きなメリットがある反面、リスクもあります。メリットとリスクについてFXが初めての方でもわかるように詳しく解説しましょう。まずは、FX取引の4つのメリットをご説明します。

①価格が動けば利益を出せる
FXでは円安や円高に関係なく、通貨の価値が変動すれば利益を出せます。たとえば株式投資の場合は、株価が上がれば利益になりますが、株価が下がれば損失になります。一方FXでは、外貨の価格が上がる局面でも下がる局面でも利益を狙えるチャンスがあります。

> 円高・円安とは?FXでエントリーするならどっちのタイミング?

②少額取引が可能
FXにはレバレッジという最大の特徴があり、個人口座の場合だと最大25倍までレバレッジをかけられます。これは投資するのに本来必要な資金の25分の1の資金で取引ができることを意味しています。たとえば、高金利通貨として近年人気があるメキシコペソ/円の場合、2,400円(1メキシコペソ=6円の場合。6円×10,000メキシコペソ÷25=2,400円)の少額で取引できます。米ドル/円の場合も、1米ドル=100円の時に10,000米ドルを4万円で取引できます。FX口座を開設して、メキシコペソ/円であれば1万円、米ドル/円であれば10万円ぐらいの金額を入金しておけば、比較的ゆとりを持ったお取引が可能となるでしょう。

> レバレッジとは?

③24時間取引できる
平日24時間取引できるのもFXの特徴の一つです。株の売買は通常、9時から11時30分、12時30分から15時までとなっていますが、外国為替は世界中の海外で常に取引されているので、24時間FXを取引することができるのです。また、ほとんどのFX会社が無料でスマホアプリを提供しているので、インターネット環境があればアプリを使っていつでもどこからでも取引が可能になります。

> FXの取引時間の基礎知識、市場が活発になるのはどの時間帯?

④手数料が無料
多くのFX会社で取引手数料は無料です。もちろん、みんなのFXでも口座開設手数料や取引手数料、ロスカット手数料など、すべて無料です。ただし、FX取引でかかるコストがゼロかと言うとそうではありません。外貨の売値と買値の差をスプレッドと言い、これが実質的な取引コストになります。このスプレッドが狭ければ狭いほど投資家にとってはコスト負担が少ないことを意味しています。各社スプレッドは異なりますので比較をするといいでしょう。なお、みんなのFXはFX業界の中で最も狭い水準のスプレッド(つまり取引コストが安い)をお客さまに提供しています。

> FXのスプレッドとは?

FXのリスク

では次にFXのリスクをみていきましょう。取引するにあたり、チャートツールを使ったテクニカル分析も大切ですが、FXのリスクを念頭において取引をすることはもっと重要です。ここでは5つのリスクをご紹介します。

①ロスカットリスク
FXはレバレッジを利用することで、少ない資金で大きな収益を狙えることが魅力の一つですが、レバレッジには注意すべきポイントがあります。それは実際に取引する際のレバレッジ(実効レバレッジ)を高くし過ぎないということです。たとえば、米ドル/円の場合、先述の通り1米ドル=100円の時に10,000米ドルを取引するには4万円が必要です。しかし4万円はあくまで必要最低限の金額であって、もし4万円ちょうどで10,000米ドルを取引した場合、為替相場が予想した値動きに反した方向へ進むと、強制的に損切りされて取引が終了(強制ロスカット)になる恐れがあります。強制ロスカットと聞くとマイナスなイメージを抱く人もいるかもしれませんが、現実には、損失が膨らむ前に取引を自動的に強制終了させる安全装置の役割を果たしています。強制ロスカットは、為替差損の発生によってFX口座の純資産(口座残高+約定評価損益)が減り、純資産額が必要証拠金を割り込むと発生します。(FXが初めての方には難しいかもしれませんが、強制ロスカットの仕組みはしっかりおさえておきたいところです。以下のページにも図解つきの詳しい説明をご用意していますのでご覧ください。)強制ロスカットになる前に、万が一のときの損失額を小さくするために、自分で損失を確定する価格を決めて予約注文(損切の逆指値注文)を入れておくこともできます。

>FXのロスカットとは?取引をする上で重要な意味が!
>みんなのFXのロスカットについて

②為替変動リスク
国の通貨の価格は、さまざまな要因で変動します。自分の予想と反する動きになれば損失が発生します。この価格変動による損失のリスクを為替変動リスクと言います。

③金利変動リスク
FXでスワップポイントは、通貨ペアの対象となる国家間の金利差で決まります。取引開始した時点にはスワップポイントがプラスでも、その後、国家間の金利の差が逆転した場合はマイナスとなることもあり、スワップポイントを支払わなければならなくなることもあります。また、金利差縮小や金利の逆転によるスワップポイントの低下が、相場の下落につながることもあります。

>スワップポイントとは?

④流動性リスク
各国の祝祭日や取引時間帯等によっては通貨の売買が活発ではなくなり、自分が希望している価格で取引が成立しづらくなることがあります。たとえば新興国の通貨の場合は、主要通貨と比べタイミングによっては売買の参加者や取引量が極端に少なくなることがあり、売り手または買い手がいないといった不均衡状況が発生し、円滑な取引が困難になる場合があります。これを流動性リスクと言います。

⑤スリッページリスク
注文時に指定したレートと実際に約定したレートとの間に生じる差をスリッページと言います。為替相場の急変動時には、スリッページが大きく開き、希望の価格と大きく乖離した価格で注文が成立することがあります。これをスリッページリスクと言います。スリッページリスクを回避するためには、約定率の高いFX会社を利用することが賢明です。約定率とは、お客さまが出した注文が、希望の価格通りに成立する確率を表していて、みんなのFXの約定率は99.9%(※)を誇っています。また、みんなのFXには「スリッページ設定」という機能があり、注文価格と約定価格との間の許容限度幅を予め設定することも可能です。スリッページ設定によって、意図しない価格で注文が成立するスリッページリスクをなくすことができます。
※約定率調査結果の詳細は「約定率について」にてご覧いただけます。

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FXで取引できる通貨ペア

基軸通貨と決済通貨

FXの取引では、数ある通貨ペアの中から収益が得られそうなものを選んで売買を行います。そもそも、この通貨ペアとは何を意味しているのか、もう少し詳しく説明をしましょう。
通貨ペアとは、売買する2ヵ国の通貨の組み合わせを意味します。米ドルと日本円の通貨ペアの場合は「米ドル/円」というように、「/」で区切って表記します。左側を「基軸通貨」、右側を「決済通貨」と呼んでいます。
「基軸通貨」とは、「決済通貨」を取引する際の基準として位置づけられている通貨のことです。したがって、1通貨単位の基軸通貨で、どれだけの決済通貨と交換できるのかをレートで示すことになります。仮に米ドル/円であれば、1米ドルを買うのに何円必要なのかという考え方になります。
なお、「米ドルは世界の基軸通貨」と呼ばれていますが、それはグローバルな金融取引において幅広く基準として用いられているからです。

通貨ペアの主な種類

FXではどの国の通貨が取引できるでしょうか。米ドルのようなメジャーな通貨から、聞き慣れない通貨まで様々な国の通貨を取引することができます。ここでは、主要な通貨ペアの特徴についてご説明します。

・日本円と組み合わせになっている通貨ペア

私たちが日常生活で使っている日本円と外貨を組み合わせた通貨ペアの特徴をご紹介します。なお、米ドル以外の通貨と、日本円のペアを総称して「クロス円」と言います。「クロス円」については詳細を後述します。

米ドル/円
ドル円は世界第2位の取引量を誇る通貨ペアです。流動性が高く、価格は安定しており、スプレッドも狭いといった特徴があります。また、ニュースなどにも取り上げられることが多く、日本人にとって一番馴染み深い通貨ペアと言えるでしょう。

ユーロ/円
欧州連合(EU)で使われている通貨がEUR(ユーロ)です。ユーロは米ドルに次いで取引量が多いため、スプレッドが狭いです。欧州タイムと言われる16時前後からよく動く傾向があります。

ポンド/円
ポンド円は値動きの激しさが人気の通貨ペアになります。ドルやユーロといった主要通貨の中では1ポンドあたりの円価格が大きいため、ボラティティが高い通貨ペアになっています。

豪ドル/円
世界屈指の資源国であるオーストラリアの豪ドルは資源国通貨の代表格です。貿易取引の4分の1を占める中国の影響を強く受けます。中国関連の報道では安全通貨とされる円との通貨強弱次第で大きな値動きを見せます。

ニュージーランドドル/円
オーストラリアと地理的に近い位置にあり、経済モデルも似ています。二つの通貨を合わせてオセアニア通貨とも呼ばれています。また、NZドル円は豪ドル円との相関性が非常に高く、似た値動きをします。

スイスフラン/円
永世中立国であるスイスは欧州内の信用不安や地政学リスクが意識された場合、安全資産の逃避先となる特徴があります。同様に安全資産とされる円との通貨ペアであるため安定したレンジ相場を形成しやすい傾向があります。

カナダドル/円
世界有数の資源国のカナダは隣国にアメリカがあり、その景気や原油価格の動向に強い影響を受ける通貨です。一方ドル円に比べてトレンドが発生した際には長期にわたって継続する傾向があります。

南アフリカランド/円
高金利通貨として有名な南アフリカランド。金やダイヤといった鉱物資源に恵まれており世界有数の鉱山資源国でもあります。円との金利差も大きくスワップ投資を考えている方は押さえておきたい通貨ペアといえます。

トルコリラ/円
トルコ円は代表的な高金利通貨として投資家に人気がある通貨ペアです。
高いスワップポイントを獲得できる一方で政局や地政学リスクなどが存在しているため、急激な価格変動となることもあります。

メキシコペソ/円
新興国のなかでもIMFが定める安全基準を満たしているメキシコペソは価格変動が緩やかなのが特徴です。500円未満で取引を始められ、また、高金利通貨としても大変魅力があるので人気の高い通貨ペアになっています。

ロシアルーブル/円
ロシアルーブルはもともと通貨バスケット制を採用していましたが、2014年11月から変動相場制に移行しました。ルーブルの最大の特徴は原油価格との相関性の高さにあります。
※ロシアルーブル/円の新規注文の受付は2022年2月26日より停止中となっております。

中国人民元/円
中国は管理変動相場制度を採用しており、値動きは比較的安定していると言えます。加えて、中国当局の政策によって方向性が決まってくる側面があるため、長期的な予想がしやすいのも特徴です。

香港ドル/円
ドルペッグ制が採用されており、米ドルと連動性の高い値動きを見せます。
米国の金融政策に強い影響を受けるため、香港経済より米国経済の動向に左右されやすいのも特徴です。

シンガポールドル/円
シンガポールには政策金利の概念が存在せず、通貨の目標レンジを金融政策手段としています。そのため、当局が発表するレンジ調整には毎回大きな注目が集まり、この通貨特性を生かしたトレードがポイントとなります。

ポーランドズロチ/円
日本ではズロチとユーロの相関性を利用した投資戦略が人気を博しています。また、各国中銀のハト派色に反する形で、安定した金融政策運営を示唆しており安定した金利見通しを立てられることも特徴として挙げられるでしょう。

チェココルナ/円
チェコ共和国は南アフリカ・トルコ・メキシコなどの新興国や、日本・中国よりも国債の格付けが高くなっており、他国と比べても信用リスクが低く、投資対象として魅力があると言えます。

ハンガリーフォリント/円
ハンガリーの政策金利は13.00%(2023年4月時点)という高い水準であり、他の高金利通貨と比較しても眼を見張るものがあります。
買いポジションを保有することで得られるスワップポイントは非常に魅力的といえるでしょう。

ノルウェークローネ/円
証拠金の低さと財政健全国であることが大きな特徴です。結びつきの強い欧州各国の景気に影響を強く受けます。隣国ポーランドのズロチとも相関性が高く、ズロチ円と組み合わせて取引することで戦略の幅が広がります。

スウェーデンクローナ/円
スウェーデンはEU加盟国ですが、自国の通貨であるクローナが使われています。政治経済が安定していることから、選好するトレーダーは少なくありません。またドイツとの経済的な結び付きが強く、ドイツ経済に左右されることも特徴です。

・米ドルと組み合わせになっている通貨ペア

米ドル以外の通貨と日本円のペアを「クロス円」と言うのに対して、米ドルと外貨を組み合わせた通貨ペアは「ドルストレート」と呼ばれます。「ドルストレート」については詳細を後述します。

ユーロ/米ドル
世界一の取引量を誇る通貨ペアであり、取引参加者の多さ故にイレギュラーな動きを見せにくくテクニカル分析が有効に働く特徴があります。また、流動性の高さからスプレッドも狭く取引コストの低い通貨ペアです。短期間で売買するスキャルピング取引にも向いています。

ポンド/米ドル
ケーブルというニックネームで呼ばれるポンド米ドルは世界の第3位の取引量を誇る人気の通貨ペアです。また、他の欧州通貨ペア同様、ロンドン市場オープン時の16時前後に動意付く傾向がみられます。

豪ドル/米ドル
過去の値動きからトレンドが発生した際には長期にわたって継続する傾向が見て取れます。
そのためスイングトレーダーから一定の支持を集める通貨ペアということが出来ます。

ニュージーランドドル/米ドル
他のマイナー通貨に比べ中長期的に狭いレンジ幅で推移している一方、短期的には高いボラティリティで推移しています。そのため、これらの特徴を生かした戦略が支持を集めています。

米ドル/スイスフラン
米ドルとスイスフランはともに安全通貨同士の組み合わせになるため、緩やかに動く性質があります。投機目的としてよりも堅実に利益を狙いたい方向けの通貨ペアといえます。

米ドル/カナダドル
カナダは国土の大部分を米国と接しており、密接な関係を築いてその恩恵を享受しています。米ドル/カナダドルではどちらも北米の通貨になり、東京時間は目立った値動きはあまりないといえます。

米ドル/中国人民元
人民元を取引するうえでおさえておきたい中国経済指標はGDP成長率や消費者物価指数、貿易収支などです。特にGDPの比率が各国に比べて高い「製造業」の伸び率に人民元は敏感に反応するため、要チェックです。

・ポンドや豪ドル、スイスフランなどが決済通貨になっている通貨ペア

ユーロ/ポンド
両通貨とも欧州通貨で相関性は非常に高く、長期ではレンジで推移しやすい傾向があります。ただ、欧英それぞれの固有イベントも多く短期では通貨の強弱に明確な差が出ることも特徴です。

ユーロ/豪ドル
欧州通貨のユーロと資源国通貨の豪ドルは高いボラティリティと長期で見た際の比較的安定したレンジが取引戦略の幅を広げます。レンジ上限下限を狙いたい時におすすめの通貨ペアといえます。

ポンド/豪ドル
ポンド豪ドルは両通貨ともに値動きの激しい通貨となるだけに最大の特徴はボラティリティの高さにあります。ポンド円以上に値動きが激しく、短期間で高い収益を狙える特徴もあります。

豪ドル/ニュージーランドドル
両通貨ともにオセアニア通貨でその相関性は非常に高く、レンジで推移しやすい傾向があります。ただ、当然金融政策は別のため方針に乖離が生じた際には注目が集まります。

ユーロ/スイスフラン
ユーロスイスフランは値動きが控えめなため、大きな利益を狙うよりもコツコツ取引したい人向けの通貨ペアになっています。また、スイスフランは安全通貨のため、ユーロ安の場合には逃避先としてフラン高になりやすい傾向があります。

ポンド/スイスフラン
ボラティリティの高いポンドと安全通貨のスイスフランとの組み合わせです。ポンドスイスフランの特徴は値動きの激しさとスワップポイントの高さが魅力の通貨ペアになっています。

ユーロ/ポーランドズロチ
ユーロとズロチは値動きの相関性が高く、ユーロ/ポーランドズロチはレンジ相場になる傾向があります。

>初心者におすすめの通貨ペアは?

「みんなのFX」で取扱っている通貨ペア

「みんなのFX」では、34通貨ペアを取扱っています(2023年4月時点)。それぞれ1,000通貨単位(0.1Lot)から取引できるので、たとえば人気のメキシコペソ/円であれば1,000メキシコペソを約240円(1メキシコペソ=6円の場合。6円×1,000メキシコペソ÷25=240円)で取引することが可能です。

ただし、一部通貨ペアのみ10,000通貨単位(0.1Lot)からの取引となります。詳細は当社サービス概要をご覧ください。

usd/jpy eur/jpy gbp/jpy aud/jpy
nzd/jpy try/jpy mxn/jpy zar/jpy
CNH/jpy chf/jpy cad/jpy HKD/jpy
SGD/jpy PLN/jpy NOK/jpy SEK/jpy
eur/usd gbp/usd aud/usd nzd/usd
eur/gbp EUR/AUD GBP/AUD AUD/NZD
usd/chf eur/chf gbp/chf RUB/JPY
CZK/JPY HUF/JPY USD/CAD USD/CNH
EUR/PLN USD/JPYラージ

クロス円とドルストレート

FXでは、通貨ペアを総称する際に「クロス円」や「ドルストレート」といった表現もよく用いられます。それぞれの意味と関係性を理解すると、相場の先行きを予測する際に役立つことがあります。

「クロス円」とは、米ドル以外の外国通貨と日本円との通貨ペアのことを指しています。つまりEUR/JPY (ユーロ/円)、GBP/JPY(ポンド/円)、AUD/JPY(豪ドル/円)、NZD/JPY(ニュージーランドドル/円)、CHF/JPY(スイスフラン/円)、CAD/JPY(カナダドル/円)、ZAR/JPY(南アフリカランド/円)、TRY/JPY(トルコリラ/円)、MXN/JPY(メキシコペソ/円)、CNH/JPY(中国人民元/円)、HKD/JPY(香港ドル/円)、SGD/JPY(シンガポールドル/円)、PLN/JPY(ポーランドズロチ/円)、NOK/JPY(ノルウェークローネ/円)、SEK/JPY(スウェーデンクローナ/円)、RUB/JPY(ロシアルーブル/円)、CZK/JPY(チェココルナ/円)、HUF/JPY(ハンガリーフォリント/円)はいずれも「クロス円」に該当するのです。
これに対し、米ドルと米国以外の外国通貨との組み合わせのことを「ドルストレート」と呼んでいます。EUR/USD (ユーロ/米ドル)、GBP/USD(ポンド/米ドル)、AUD/USD(豪ドル/米ドル)、NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)、USD/CHF(米ドル/スイスフラン)、USD/CAD(米ドル/カナダドル)、USD/CNH(米ドル/中国人民元)はもちろん、USD/JPY(米ドル/円)も「ドルストレート」に該当します。

初心者が通貨ペアを選ぶ際に、重視すべきポイントとは?

FX取引の初心者が通貨ペアを選ぶ際には、①流動性が高い、②スプレッドが狭い、③情報が豊富という3つのポイントを重視するとよいでしょう。①から③のそれぞれが意味することについて、順を追って説明していきます。

①流動性が高い
流動性が高いとは、取引がどれだけ活発に行われているかを示すもので、流動性が高いほど自分が希望したレートで取引に応じる相手が見つかりやすい、つまり自分が意図した通りに取引が成立しやすいと言えます。逆に流動性が低いと、買いたくてもなかなか買えず、売りたくてもいっこうに売れないという状況に陥りかねません。
また、流動性の高い通貨はトレンド(値動きの方向性)が明確になりやすい傾向がうかがえます。対照的に流動性の低い通貨は値動きの方向感がなかなか定まらず、上下に乱高下する展開になることがあり、初心者向きとは言いがたいでしょう。

②スプレッドが狭い
初心者のみならず熟練のトレーダーにしても、できるだけスプレッドが狭いものを選びたいはずです。「スプレッドの幅が広い=取引コストが高い」ことを意味し、その分だけ利益が目減りするからです。
特に初心者は、予想どおりに為替相場が動いた場合であっても、まだ慣れていないので焦って利益確定を急ぎがちです。そうなると、大きな利益を狙いにくくなるので、スプレッドはできるだけ狭いほうがよいでしょう。各社のスプレッドの狭さがランキングされている比較サイトを見ると、お得に取引できるFX会社がわかります。  

③情報が豊富
あまりにも情報が乏しいと手探りでトレードを進めることになり、非常にリスキーだと言えます。きちんと情報を掴んでおかないと、取引をはじめた途端に金融政策が見直されて為替相場が急激に変動するというようなことも考えられます。情報を入手しやすい通貨から取引を始めましょう。 

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やはり、初心者がチャレンジしやすいのは米ドル/円

では、前述した3つのポイントを重視して選んだ場合、初心者はどの通貨ペアがベストなのでしょうか?やはり、米ドル/円という結論に辿り着きます。

世界で最も活発に取引が行われているのは米ドルとユーロですが、その為替相場であるユーロ/米ドルの推移は日本のテレビのニュースではほとんど報道されません。しかし、それに次ぐ取引量を誇る米ドル/円であれば、頻繁に情報が入ってきます。

大まかではあっても日頃からレートの推移を把握していれば、「最近は円高(円安)気味に動いている」などといった判断もつきやすくなります。そして、スプレッドは数ある通貨ペアの中で最も狭くなるため、米ドル/円の通貨ペアは3つのポイントをすべて満たしていると言えるでしょう。

米ドル/円の為替相場に影響を及ぼす主な要因は、日米の金利差や両国の政治経済の情勢、投資家のスタンスの変化などが挙げられます。たとえば、米国が利上げして日本がゼロ金利のままであるとすると、金利の高い米ドルが買われて日本円が売られやすくなります。

また、米国大統領の発言や動向も為替相場にインパクトを及ぼす可能性が考えられます。グローバルに投資家の間でリスクを避ける動きが活発化すれば、比較的安全だとみなされている日本円が買われて、投資目的でドルに換えられていた資金が流出しやすくなります。

そういった状況を観察しながら、チャートで米ドル/円相場の推移を観察していると、次第にトレンド(値動きの方向性)が掴めてくるでしょう。「道筋が見えてきたら、先々で米ドル/円相場が米ドル高・円安方向に動きそうな局面で買いのポジションを建てる」というのはスタンダードな作戦の1つです。

>米ドル/円がおすすめな理由

まずは先進国の通貨がおすすめ

為替差益狙いであれば3つの観点から選んで米ドル/円や豪ドル/円などで慣れていくのが初心者におすすめの投資です。流動性や価格変動の激しさなどを考慮すれば、いきなり新興国通貨から始めるのはリスクが大きいため、まずは先進国通貨の組み合わせがよいでしょう。

それでも最初から新興国通貨に挑戦したい場合には、実効レバレッジをできるだけ低くなるようにポジションを調整するような工夫が必要となります。

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