株価に影響を与えるような内部情報を受け取る人のこと。内部情報提供者はティッパーという。英語ではTippeeという。
主に移動平均、RSI、RCI、ストキャスティクス、一目均衡表、MACDなどのテクニカル指標・テクニカルチャートをつかった分析を進めるアナリストの事。その分析はテクニカル分析と呼ばれる。
過去の価格、売買高、信用取引の取組状況などの市場内部要因の記録を分析する手法のこと。チャート分析などが有名な分析方法である。この場合は、株価や出来高などの数値を統計的、心理的に分析して、相場の動きを読み取り分析をする。英語ではTechnical Analysisという。
移動平均、RSI、RCI、ストキャスティクス、一目均衡表、MACDなどが代表的なテクニカル指標・テクニカルチャートである。株価の動き、出来高、時間などのデータを加工して、現在の株の状態や今後の株価動向予想を分析するために作られた指標を指す。
T-Bill先物とLIBOR先物をイールド・スプレッドのこと。市場に不安定な状況が生まれると、このテッド・スプレッドは拡大する事で知られている。このスプレッドの動きに注目して先物(または現物)の組み合わせによってポジションが作られる。英語ではTED Spreadという。
テーパリング(Tapering)とは、中央銀行が国債などの金融資産を直接買い入れる量的緩和策において、金融資産の購入額を順々に減らしていく政策のこと。金融緩和からの出口戦略の一つです。
スタンフォード大経済学者のジョン・B・テーラーが1992年に提唱した、FFレートの適正金利を算出するルールのこと。〔FFレート=現実のインフレ率+中立実質金利2%+(現実のインフレ率−目的のインフレ率2%)÷2+(現実のGDP−潜在成長率)÷2〕という式で算出される。
インフレーションの状況で、中央銀行の弾力的な金融政策により、インフレーションからは抜け出たが、デフレーションにはなっていない状況のこと。
先物相場が直物相場より安い場合を指す。先物レートが割引になること。反対語はプレミアム。
広義には、企業が一般に対して経営内容をオープンにするために必要十分な情報を公開することをさす。企業活動の国際化や資金調達手段の多様化にともなって、一般投資家や株主、債権者などの利益を保護する観点から、企業のディスクロージャー責任は日増しに大きくなっている。投資信託の募集時や、以降の運用で随時行われる情報開示を意味する。その手段として、有価証券報告書や目論見書、運用報告書、貸借対照表などが挙げられる。
金利裁定取引の際に、直先スプレッドが金利差と一致していない不均衡状態を指す。
押し目のこと。相場が上がり続けているときに、一時的に価格が調整的に下げること。たとえばレートが上下動をしている際に、軽くストンと落ちる値動きをすることを指す。
Irrevocable Trust(取消不能条件付信託)を利用して、会計処理として債務のオフバランス化をはかる取引の事。この信託には原債務の元金利の支払いに限って国債等のリスク・フリー資産が充当される。英語ではDefeasanceという。
外国為替市場では、自己勘定で取引をする場合も、顧客勘定で取引する場合もディーリングと呼ぶ。証券市場では、証券会社自身による売買を指す(自己勘定で取引をする)。一般にそれぞれの市場において取引をすること。外国為替市場においては外国為替を売買すること。
ディーリングを行いやすいように情報・通信端末を備えた部屋。
注文の有効期限のうちの1つ。指値注文の有効期限を、その日のNY市場閉鎖まで有効とする。たとえば日本時間の月曜日朝 8時に出した場合は、火曜日の朝7時直前までが有効とされる。ただしこの例でサマータイム実施時には日本時間火曜朝6時直前まで有効となるので、サマータイムには注意を要する。
一日のうちに建て、手仕舞う売買をする人。
移動平均線の短期線と長期線の動きに注目する。移動平均線は、終値の平均値をとる期間が異なれば当然違った形状になる。長期線が下降局面または横ばいの状態にあるとき、短期線が長期線の上から下へ突き抜けることを一般的にデッドクロスと呼ぶ。売り場といわれているが絶対的なものではない。だましも多く参考程度に。
通貨の呼称単位を切り下げる事。主に急激なインフレーションに対する策である。通常、「デノミ」と略される。例えば日本円をデノミによって100分の1に切り下げると、いま現在の100円がデノミ後には1新円と等価になる。急激なインフレによって通貨単位が大きくなりすぎ、計算、記帳、支払いなど金額確認に時間がかかるため、その混乱を避けることがメインの理由となる。デノミネーションはロシア語の「デェノミナアーツイヤ」を英語読みにした言葉。