先物、信用取引による買建てを行っている場合において、差金決済を行わず顧客が買い付け代金を証券会社、商品会社に渡して買い付け株券・商品を引き取ること。⇔現渡し
先物、信用取引による売建てを行っている場合において、差金決済を行わず顧客が売っている現物を証券会社、商品会社に引き渡して売り付け代金を受け取ること。⇔現引き
売り方と買い方が売買契約を結んだ後、一定の期日までに株券と代金を相手側に渡して決済する取引のこと。実物取引とも言う。現在の株式取引は現物取引をベースとしており、信用取引以外はすべて現物取引となる。
現金売相場は、銀行が顧客へ外国通貨の現金を売るレートで米ドルの場合、普通、TTSに2円(仲値に3円)を上乗せしたものとなっている。現金買相場は、銀行が顧客から外国通貨の現金を買うレートのことで、米ドルの場合、普通、TTBから2円(仲値から3円)を引いたものとなっている。
マーケットで使われる用語で、相場が下落している状態のときに使われる。市場価格が多少とも安い状態をさす。
米国労働省が米国製造業者の販売価格の動向を測定・算出した物価指数米国における物価水準を表す指標を生産者物価指数という。日本の卸売物価指数に近い指標。
上場会社が株主割当増資や株式分割又は公募増資によって新株券を発行する場合、新株券が実際に発行されるまでには、ある程度の日数が必要になる。「発行日決済取引」とは、こうした新株券について未発行段階で売買を行い、新株券の発行日から一定期間を経過した日に決済を行う取引を言う。
会社が発行することをあらかじめ定款に定めている株式数(授権株式数)のうち、会社が既に発行した株式数のこと。普通株式のみを発行する会社では通常、発行済株式数は上場株式数と一致する。
上場有価証券が上場廃止基準に該当するおそれがある場合には、その事実を投資者に周知させ、投資者がこれに対応する措置がとれるよう、取引所上は当該株券を「監理ポスト」に割り当て、監理ポストにおいて売買を行わせる。この監理ポストの割当期間は、上場廃止基準に該当しないことが明確になったとき、又は上場廃止基準に該当することとなったときまでとなっており、前者の場合は通常の取引に戻り、後者の場合は整理ポストに移行することになる。
目前の短期間もしくは近い将来のこと、またはその目前の小高下を予想した相場のこと
直物相場と先物相場のレートの差から生まれる価格差の事。2国間の金利差によって決まる。また先物相場は直物相場と直先スプレッドにより計算される。
日本企業が海外に生産や販売拠点としての現地法人を設立したり、海外企業を買収する目的の投資する事。外貨の需要要因となる。あるいはその逆で海外企業が日本に支社を設立したり、日本企業の買収を目的として投資する事も直接投資と考えられる。この場合は外貨の供給要因となる。
直物取引とは、直物相場での取引を示しており、外国為替の取引成立から2日後(2営業日後)に外貨とその対象の対価の受け渡しが行われる取引のこと。直物相場(スポットレート)での取引を言う。
為替操作の基本のうちの1つ。直物で買い埋めたり、売り埋めたりすること。
外国為替の売買契約成立と同時、または成立後2営業日以内に実際の為替の受け渡しが行われる事。銀行が顧客の購入した外貨を引き渡し、円を受け取る。または顧客の売却した外貨を売り、円を渡す事で取引が終わる。外貨預金口座への入金・引き落とし、あるいは直接現金の受け払いなど様々な形を取る。
直物為替取引に使われる相場の事。スポットレートとも言う。直物相場は、ビッド・レート(買いレート)と、オファー・レート(売りレート)の両方で建値される。
相場を人為的に変動させ、その変動によって自己の利益を計ろうとする行為のこと。自然の需給によって相場変動が起こっているかのように一般の投資家を誤解させ、投資者に不測の損害を与えることになるため、証券取引法で禁止されている。
W・ワイルダー氏によって考案されたもので、相場のモメンタムを表す代表的なテクニカル指数。過去数日間における価格の変動幅(上げ幅・下げ幅)から相場のリズムや法則性を読み取る指標。0%から100%の間で推移し、一般に70%以上は買われすぎ、30%以下は売られすぎとみる。相対力指数が描く曲線の角度は値動きの早さに比例し、上下運動は値動きの強さに比例する。現在の相場の強弱の度合いを数値で示し、さらに売買のタイミングをつかむ指数である。
取引所などを介さず、売り手と買い手が直接に取引すること。OTC(Over The Counter)とも言う。
割引短期国債、短期割引国債とも言う。1970年代後半から大量に発行された国債の、償還・借換えを円滑に行うための資金繰りとして、1986年2月から公募入札方式で発行されている。償還期間は、3ヶ月物、6ヶ月物、1年物。額面金額は、1千万円、5千万円、1億円、10億円の4種類。取引単位は1千万円。