トレンドの方向と逆に向かって買いを入れたり、売りを入れたりする取引。たとえば、ドル円の上昇局面に新規で売ること、下落局面に新規で買うことを逆張りと言う。逆張りはトレンドの転換を狙った取引で、買われすぎや売られすぎている局面、ローソク足で髭を付けたタイミングを狙って逆張り注文を入れるのが有効な取引手法とされる。反対に、トレンドと同じ方向に向かって売買することを順張りと言う。
いわゆる逆張りをする投資家のこと。市場で不人気な銘柄や商品に投資する投資家。または強気市場で株などを売ったり、弱気市場で買ったりする投資家のこ
売買注文の際に、値段の指定を何円以上なれば買う、または何円以下なれば売るといった注文の仕方。「逆指し」とも言う。
内国為替取引の1つ。簡単には商品の売り手が買い手からお金を取り立てる方法。国内の商取引で、A会社がB会社に対してC銀行を支払人とする小切手を振り出す。受け取ったB会社は小切手を現金化するため自社の取引銀行のD銀行に依頼する。依頼を受けたD銀行は小切手を手形交換所に持ち込み、小切手はC銀行に渡される。C銀行はA会社の口座から代金を引き落とし、C銀行はその代金を日本銀行にあるD銀行の口座に振り込む。それを元にD銀行はB会社に支払いをする。
従来の売り・買いの態度を全く変えて、売り方ならば売りポジションを手仕舞って全く反対に買いポジションを建て(途転買い)、買い方ならば買いポジションを手仕舞って売りポジションを建てる(途転売り)ようにすることをいう
実行為替レートとも呼ばれる。特定の2通貨間の為替レート面での対外競争力を単一の指標で総合的に捉えようとするもの。その通貨の全体的な変動を見ることができる。
通貨を売買する権利のこと。通貨を買う権利のことをコール、売る権利のことをプットと呼ぶ。
取引をした2通貨の金利差を表す。例えばA企業が米ドル債務の金利11%を所有して、B企業は円債務の金利7%を主有している場合、それぞれが所有する債務を交換することで差額を利益として受け取る事が出来る。金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売れば差引で受取になり、逆の場合は支払いになる。
為替政策の1つ。複数の主要貿易相手国通貨を一定の割合で加重平均したものと自国通貨を連動させる方式。たとえば、ユーロの前身であるECU(エキュ)に代表される通貨価値の決定方法。一つのバスケットを想定してその中に一定額ずつの何カ国かの通貨を組み入れ、それらの合計を価値の単位とする方法。
売買する2国通貨の組み合わせを言う。FXでは円と外貨以外に外貨同士の組み合わせもある。たとえば、USD/CHFの取引をした場合で、プラス収支でポジションを閉じるとする。この時はCHF/JPYの円相場によって最終的に受け取れる円の額が変わってくる。
マネーサプライ。日本銀行を含む金融機関全体から経済全体に対して供給される通貨の量がどのくらいなのかを見るための指標。経済活動の大きさに応じて増減する。取引されるモノやサービスに対して、お金の量が増えすぎると物価が急激に上がる現象(インフレ)を引き起こし、逆に、お金の量が減りすぎると、モノが余ってしまって物価が下がる現象(デフレ)に陥る。景気の動向と関係し、金融政策上重視されている。
将来のある一定の期日に特定の通貨を特定の価格で特定の額だけ売買取引するとういう契約。
通貨危機とは、通貨が暴落することにより当該国の経済が混乱状態に陥ること。通貨が切り下げされるに違いないという一方向への市場の混乱のもと、多額の資本が国外に流出して起こる。1994年のメキシコ通貨危機、1997年のアジア通貨危機、1998年のロシア通貨危機とブラジル通貨危機など。
政府および中央銀行のことを指し、日本では財務省(旧大蔵省)と日本銀行がこれに相当する。 金融政策は日本銀行の専管事項だが、外国為替に関しては財務省の決定で介入が行われる。
米国連邦準備理事会の政策決定委員会。米国の公定歩合や金融政策を決定する。公開市場操作の決定などを行う。FRBの理事7名、ニューヨーク連銀総裁1名、地区連銀総裁4名の合計12名で構成。 年8回、約6週間ごとの火曜日(2日間の場合は水曜日を含む)にワシントンで開催され、委員会終了後、米国政策金利であるFFレート(フェデラル・ファンドレート)の誘導目標と景況判断および運営方針などが発表される。
連邦準備制度理事会・連邦公開市場委員会・連邦準備銀行の総称。Fed(フェッド)あるいはFRS。
米国の中央銀行。公定歩合・支払準備率・公開市場操作などの金融政策を行う。
。FRSにおける最高意思決定機関。議長以下7人の理事で構成される。FRBともいうFRS参照。
連邦準備制度で、政策を実行する機関。ニューヨーク連銀、アトランタ連銀、ボストン連銀、シカゴ連銀、クリーブランド連銀、ダラス連銀、カンザス連銀、ミネアポリス連銀、フィラデルフィア連銀、リッチモンド連銀、サンフランシスコ連銀、セント・ルイス連銀の12地区連銀。
終値チャートを26日分左へ平行移動した線。一般的に遅行線がローソク足を上抜けると、相場は上昇。下抜けると相場は下落と言われる。 基準線と並んで重要視されている。(⇒基準線、転換線)