外国為替の売買契約成立と同時、または成立後2営業日以内に実際の為替の受け渡しが行われる事。銀行が顧客の購入した外貨を引き渡し、円を受け取る。または顧客の売却した外貨を売り、円を渡す事で取引が終わる。外貨預金口座への入金・引き落とし、あるいは直接現金の受け払いなど様々な形を取る。
直物為替取引に使われる相場の事。スポットレートとも言う。直物相場は、ビッド・レート(買いレート)と、オファー・レート(売りレート)の両方で建値される。
企業など一般の法人が資金調達のために発行する債券。社債には事業債(普通社債)、転換社債型新株予約権付社債、新株予約権付証券(ワラント債)などがあり、担保の有無によって担保附社債と、無担保社債に分類される。事業債には電力会社が発行する電力債と、その他の企業が発行する一般事業債がある。
総資産から負債分を除いたもの。
下落傾向にあった相場が上昇すること。⇔緩む
外国通貨1単位に対して自国通貨がいくらになるかを表す方法を自国通貨建て(日本の場合は邦貨建て)と言う。たとえば米ドル/円の為替相場を、1米ドル=100円というように表す場合は、1ドルを100円と交換できるという事になる。 日本、米国、スイスなど、一般には自国通貨建てを採用している国が多い。
証券会社、銀行等、証券業務に携わる企業が、自己の資金で自己のために証券を売買すること。
投資者が、証券取引の投資判断を誤り損失を被ったとしても、それは全て自らが負担するという原則のこと。常にリスクの伴う証券取引においては、投資家はそのリスクを十分理解したうえで、投資について調査・検討し、自らの責任の下で投資を行わなければならない。
自己資本比率とは、総資本に対する自己資本の割合のことをいう。数値が大きいほど健全性は高いと評価される。
金融先物取引法により金融先物取引業者にその維持が義務付けられている財務上の数値。「資本等の合計額から固定資産等を控除した額の、その行っている金融先物取引等により発生しうる危険に対応する額の合計額に対する比率」で算出され、この数値が120%を下回ると業務改善命令や業務停止命令等の行政処分が下る。
FTA。二国間または地域間(多国間)の協定により、関税や数量制限などを撤廃し、貿易障壁をなくすことで、自由な貿易を繁栄・発展させることを目的とした貿易上のルール。代表的なFTAは北米自由貿易協定(NAFTA)、東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)など。
ボールを地面に落とすと、自らの弾力でボールがバウンドするように、急速に下げた相場が行き過ぎ警戒感から自然体で少し戻ること。
公開企業等に付番される証券コード及び業種を、公共性の観点から統一的な基準に基づいて設定することを目的に、全国の証券取引所から組織されている協議会。全国6つの証券取引所(東証、大証、名証、福証、札証、JQ)から組織され運営されている協議会で、東京証券取引所が事務局を務め、日本におけるISINコードの付番機関に指定されている 。
株券その他の有価証券の保管及び受渡しの合理化を図ることを目的として制定された「株券等の保管及び振替に関する法律」に基づき指定された我が国唯一の保管振替機関。証券会社、銀行など、参加者が預託した株券等の保管振替、権利処理を行う。
株式等が集中的に売り買いされる専門の場所。日本では東京や大阪など全国に5カ所あり、そこでは、一定の資格を持った「証券会社」を通じて株式等が売買されている。取引所で売買されている株式等は、その証券取引所に上場されているものだけとなる。上場するためには、証券取引所の承認が必要で、その承認基準は、市場によって異なる。
日本の機関投資家や個人が行う海外への債券投資や株式投資、または海外の投資家が行う日本の債券や株式への投資の事。日本の投資家が海外の債券や株式を買う時は円を対価に外貨を購入するため、外国為替市場の外貨需要要因になる。海外の投資家が日本の債券や株式を買う時は外貨の供給要因となる。
証券取引法の規定により内閣総理大臣の免許を受けた会社で、制度信用取引の決済等のために、証券取引所の取引参加者等である証券会社に対して、取引所の決済機構を通じて有価証券及び資金の貸付けを行う貸借取引を、主要業務としている。証券金融会社は、このほかに証券会社や個人向けに証券担保金融も行っている。現在、証券金融会社は、日本証券金融、大阪証券金融及び中部証券金融と全国に 3 社ある。
一定の担保(証拠金)を預けることによって売買ができる取引のこと。少額の資金でレバレッジを効かせた取引ができるが、その分損益は大きくなる。
海外との間の直接投資や証券投資などの資本取引の収支。投資による国際的な資産、負債の変化を表す。経常収支から資本収支を差し引く事で、外貨準備高の増減となる。
天然資源豊富な国の通貨で一般的にAUD(豪ドル)やNZD(ニュージーランドドル)などが資源国通貨と呼ばれている。