決算期末において株式の評価額を上げるために、株式の買い注文が入ることをお化粧買いという。ただし、通常の投資判断に基づく買い注文なのか、人為的意図をもった買い注文なのかを判断することは難しく、現実には、過去の通念でこの用語が使われていることが多い。
価格の絶対水準とは無関係に売り・買いのシグナルが発信される、上下に振幅するチャートのこと。相場の強弱を表す指標。具体的にはRSI、サイコロジカルライン、ストキャスティクスなどがある。マーケットの買われ過ぎ/売られ過ぎなどの過熱感を参照するために用いられることが多く、センチメント指標とも言われる。
外国為替取引におけるレート提示側の売り値のこと。アスク(Ask)とも言う。提示された側は、その値段で買うことができる。
国内の金融ルールの制約や税制上の制約をほとんど受けないで、非居住者と自由な国際金融取引ができる金融市場のこと。大きく分けてニューヨーク型、ロンドン型、タックス・ヘイブン型の3つに分類できる。日本はニューヨーク型になる。
特定の期日または特定期間内に、契約対象物を特定の価格で買う(または売る)ことができる権利。一定の価格で買う権利がコール・オプション、一定の価格で売る権利がプット・オプション。その権利の売買をオプション取引という。オプションの買い手には無限の利益の可能性があり、逆に売り手には無限の損失の可能性がある。
オプション取引とは、基礎商品を、将来の一定期日までに、特定の価格(権利行使価格)で、売付け・買付けする権利(オプション)の取引を言う。権利の対価(プレミアム)は、市場の需給によって変動するので、この変動を利用し、転売または買戻しを行うことにより、その差額を得ることもできる。
システム障害や事務処理のミスなど操作取引上の問題で取引が正常に行えなくなってしまうリスク。
ジャスダック証券取引所に上場しているジャスダック銘柄のうち、マーケットメイク銘柄以外の銘柄の総称。
オーストラリアドル、豪ドル。オーストラリアでは1966年までポンド・シリング・ペンスを使っていたが、ドルの十進法の方が簡単ということで、ドルを採用。
いわゆる注文のこと。
相場がチャート・ポイントを飛び越えるように、急に行き過ぎた値動きをすること。たとえば、相場が下落する場合なら、突っ込むように急落するような値動きのことを指す。エレクトロニクス用語で"波形が規定レベルを一時的に越えること、またはその部分"から転じた。
外国為替市場において、その日のうちに決済せず翌日まで持ち越すポジション(外国為替の持ち高)のことをいう。
同順位の二つの注文を出し、一方の注文が成立したら、他方の注文が無効になる注文方法。
卸売り段階での商品の価格に関する物価指数。消費者物価指数とならび、需要や供給を反映する物価動向を見る為の代表的な統計。国内卸売物価指数、輸入物価指数、輸出物価指数の3指数と、これらを加重平均した総合卸売物価指数で構成されている。
価格の桁が変わる節目で使われる。例「日経先物は1万6,000円の大台に乗せた(割り込んだ)」などと使われる。
東京証券取引所の市場一部上場銘柄のうち、上場株式数2億株以上を大型株と呼び、規模別の株価指数を算出している。上場会社により、1単位の株数が異なるため、上場株式数×1000株/1単位の株式数を計算することで統一する。
取引所の立会時間は午前(前場)と午後(後場)に分かれているが、後場の最後の売買を「大引け」と言う。
市場参加者が、値上がりもしくは値下がりを見込んで売買すること。相場の変動に対する予想のことを指す場合もある。
意図的に相場のレベルを一段と押し上げる介入。スムージング・オペレーションに対して用いられる。介入、スムージング・オペレーション参照
相場が上がり続けているときに、一時的に価格が調整的に下げること。また、その際に反発を狙って買いを入れることを「押し目買い」「押し目を拾う」と言う。