額面株式
株券に金額の表示があるものを「額面株式」といい、額面金額は企業が最初に株券を発行した際の金額を表す。また、株数の表示だけで金額の表示が無いものを「無額面株式」と言う。平成13年9月末以前は、株式会社はこの両者のうち、いずれかを発行することができたが、平成13年10月1日に施行された商法改正により、額面株式は廃止となり、無額面株式に統一された。なお、すでに発行されている額面株式については、会社の取締役会の決議により、回収して再発行することができるが、再発行には各種手続きやコスト発生といった負担が大きいことから、実際には再発行を行わない会社も多く、その場合は額面に記載されている金額はあくまで意味をなさない数字として取り扱われる。