福永先生のブログdeFXセミナー!第76回

前回はユーロドルの実際のチャートを使いながら一目均衡表の波動パターンについて勉強いたしました。
ユーロドルでは商品市況との関連性も交えながらお話いただきました。
今回のポンド円のチャートではどのような波動が見られるのでしょうか。

みなさんこんにちは。今回一緒に波動をチェックする通過ペアは、ポンド/円です。

そうです。みなさんご存知のとおり、ポンドといえばイギリスの通貨ですね。ヨーロッパにはユーロがありますが、イギリスはユーロを採用せず、現在もポンドを使っているわけです。

同じ欧州圏でもイギリスの通貨はユーロではなく、ポンドですね。

はい。ただ、そうなりますと、ヨーロッパの中でのポンドの位置づけが難しくなりそうです。また、ユーロ/ポンドの関係も気になります。ポンドについてはいろいろ調べる価値がありそうですが、まずは、冒頭にお話したようにポンド/円の関係から見ていきましょう。

では、例によってポンド/円の日足チャートをご覧ください。

○ポンド/円:一目均衡表(日足)

このチャートは、09年1月初旬から描かれたチャートですが、これまで見てきた3つの通貨ペアとはまた異なった形となっていますね。これまでの通貨ペアの詳しい波動については、73~75回をご覧頂くとして、ここでは、簡単に振り返ることにします。

では、ドル/円からです。最初に見た通貨ペアであるドル/円は、波動の形がはっきりしており、どちらかというと基本N波動に沿った値動きとなっていました。

一方のユーロ円ですが、こちらは保ち合いの中にあって、上下どちらかに動こうとしているボックスパターンを形成していました。

また、ユーロ/ドルもドル/円のように、トレンドがはっきり出やすい基本N波動のパターンとなっていました。
さて、では上記のポンド/円ですが、みなさんは、どのような波動パターンと分析されるでしょうか?

実際に波動の矢印を書き込んだのが下のチャートです。これまで、小さな波についても見てきましたが、今回は大きな波だけ記します。ただ、これは文字スペースの関係と、同じことの繰り返しを避けるための話であって、みなさんは実際に小さい波を数えてから大きな波動へと進んでいくことを忘れないようにしてくださいね。

さて、実際引いた波動の矢印は上記のようになりました。では、ここからが問題です。ここから、どのような波動が想定されるでしょうか。ここからの波動の導き出し方で、上昇波にも下降波にもなってしまいます。

ただ、ここで重要なことは、高値や安値をきちんと捉えることと、自分の思い込みで波動を書くのではなく、基本波動であるN波、I波、V波を一つの単位としてカウントしていくことです。

このカウントがうまくできるようになられなければ、価格の波を捉えることが難しくなると同時に、トレンドを読むことができないことになってしまいます。したがって、小さな波を数え、そこから出来上がった波動をカウントすることをしっかり身につけてください。

ではもう一度チャートに戻ります。上記のポンド/円は、上に向かおうとしているのでしょうか?それとも下に向かおうとしているのでしょうか?

波動のカウントから導き出される答えはこちらです。

いかがでしょうか?私が波動を数えた結果、上記のようになりました。もちろん、この通りになるかどうかは誰にもわかりませんが、波の数と形から数えた結果、上記のようになってしまいました。

では、その理由を順番にご説明しましょう。

まずは、左側の上昇三波動からです。左側の枠で囲まれたところは、上昇三波動とカウントしました。ひょっとするとみなさんの中で、チャートの中央にある最後の高値を見落とした人がいるかもしれません。ここでは、高値がほぼ同じ水準になっているように見えますが、正確には終値ベースでも、取引時間中のベースでも前の高値を越えており、最後の上昇三波目の頂点となっているのです。

続いて右側半分ですが、こちらは、チャートの中央にある高値から一気に下落したあと、雲の上で価格の下落が止まっているのがわかります。これまで、勉強したことを思い出してみると、雲がローソク足の下にあるとき、その雲は価格下落時のサポートになると言うことでしたが、ローソク足は雲の上にあるものの、波動だけカウントしてみると、今回のように中央の高値から一気に下落したあと、価格変動幅が徐々に小さくなるP波動を形成している途中ではないかと考えられそうです。
では次に、このP波動の動きをもう一度思い出してみてください。下降P波動のように、時間が経つにつれて価格変動幅が小さくなるもみ合いパターンの場合でも、最終的にN波動を形成するとお話したように、価格は雲の上でサポートされているように見えるものの、きっかけ次第では、下降P波動が形成されると考えられるのではないでしょうか。

いかがでしょう。こうしてみると、雲の上にあるからといって、価格は下げ止まるだろうと高をくくってばかりはいられないことがわかりますね。

今回のように、波動を読むことで雲のサポートが有効なのか、あるいは破られる可能性があるものなのかということもお分かりいただけたのではないかと思います。

単純に雲があるからサポートされるということではなく、波動と合わせて読み解いていくことが大事なのですね!

はい。その通りです。
さて、次回ですが、次回は、冒頭にお話したユーロ/ポンドについて調べたいと思います。同じヨーロッパ通貨であるユーロとポンドの力関係や波動の動きはどうなっているのでしょうか。

それではまた次回お会いしましょう!!

ポンド円では下降P波動と考えられる動きを見ることが出来ました。ユーロとポンドの関係も気になります。
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