福永先生のブログdeFXセミナー!第70回

前回までは一目均衡表の値幅観測論についての説明や使い方をお話いただきました。
今回から一目均衡表の波動論について教えていただきます。
一目均衡表の最後の理論となる波動論とは一体どのような理論なのでしょうか?

みなさんこんにちは。一目均衡表について、ここまで詳しくお話ししていますが、今回は、最後の理論となる波動(はどう)論です。
波動という言葉を初めて聞いた方もいらっしゃると思いますが、「波動」とは、高値から安値、あるいは、安値から高値といった価格の連続した動きを波と捉えたもので、「波動論」とは、その波の動きからトレンドを分析しようとしたものです。

価格の推移を波と捉え、波の推移からトレンドを判断するということですね。

そうです。
では、いつものように具体的にチャートで見てみましょう。

高値や安値といえば、価格が止まったところとなりますが、下記のチャートでは、どことどこになるでしょう?

上記のように目立つところに高値と安値の印をしました。また、次のチャートをご覧ください。
こちらは、もっと細かく高値と安値を分けたものです。また、ここには二通りの波がかかれています。一つは細かい小さな波です。もう一つは、小さい波の集まりで作られた長い波です。

一目均衡表では、上記のチャートに記された高値と安値の波の形からそれぞれに名前をつけてこう呼んでいます。

「I波動」、「V波動」、「N波動」です。特徴といわれても、名前だけでは分かりづらいと思いますので、これら3つはどのような波動なのか、早速見てみましょう。

まず、I波動からです。

こちらは、高値から安値までの単純な波となります。左側が上昇時のI波動で、右側が下落時のI波動です。この波1本、1本を1波動と数えるわけです。
続いては、V波動です。
こちらは、上昇のI波動と下降のI波動が連続して交互に現れるもので、文字通りVの字の形をしていることからV波動と呼ばれています。
また、左側が下降から上昇に向かうときのV波動で、右側が上昇から下降に向かうときのV波動となります。
続いては、N波動です。
向かって左側が上昇N波動、右側が下降N波動となります。このN波動は、アルファベットのNの字に似ていることからN波動と呼ばれていますが、N波動には、ある特徴があります。それは・・・。
最初にお話したI波動やV波動が組み合わさってできたものなのです。
逆に言えば、N波動を分解したものが、それぞれ、I波動、V波動と言い換えられるかも知れません。
では、ちょっと分解して見ましょう。
下降V波動と上昇V波動が交互に現れたパターン
上記のようにN波動を分解して見ると、上昇V波動と下降V波動が二つ連続して重なってN波動を形成していると考えられるのです。

もちろん、V波動は上昇I波動と下降I波動が重なって作られているものですから、上記の図に示されたように、N波動はV波動とV波動が重なって作られているといえるわけです。

これらのことから、一目均衡表では、価格の波は最終的にN波動に集約されると考えられているのです。
そして、一目均衡表ではこれら3つの波動を、基本波動と呼んでいます。この基本波動をまず覚え、先ほど見た実際のチャートに当てはめて波動を読むことによって、上昇トレンドが続いているのか、下降トレンドに転換するのかが見えてくることになるのです。

如何ですか?これまで何気なく見ていた価格の波についてお分かりいただけましたか?ただ、波動論はもちろんこれだけではありません。これまで値幅観測論でも見てきたように変化形があります

今回の3つの波動以外にも、違う形の波動があるのですね。

はい。その通りです。
次回は、今回お話したN波動に加え、その他の変化した波動についてもお話したいと思います。

次回もお楽しみに!!

時間論や値幅観測論のように、波動論にも色々なパターンがあるようです。次回は波動論の変化形についてお話いただきます。福永先生、ありがとうございました!LEVEL UP!!
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