福永先生のブログdeFXセミナー!第21回

前回までは2回に渡り、スイスフランについて勉強しました。
スイスの意外な経済的側面と、金融危機の影響の大きさについて再認識することとなりました。
今回は、カナダドルについて。大国アメリカの隣に位置するカナダは、一体どのような状況なのでしょうか?

さて、今回からはカナダドルについてお話しいたします。

カナダも前回お話ししたスイスと同様、緑に恵まれた国です。

一点違うところは、下記の地図に見られるような、広大な土地です。
ちなみにカナダの総面積は9,970,610㎢で、日本の総面積の約27倍。
また、カナダはロシア連邦に次いで世界で2番目に広い国だそうです。

カナダ地図

世界で2番目に広い国というのは、昔学校で教わりました!
カナディアンロッキーなど、雄大な自然がたくさんある国ですよね。

カナダドルを取り引きする前に調べておきたいことはたくさんあります。

まずはカナダの経済状態です。
前回のスイスで学んだように、イメージ先行とならないよう、簡単な基礎知識からはじめましょう。

ちょっと古い数字で申し訳ありませんが、2006年のカナダのGDP(国内総生産)は1兆4,393億カナダドル(1カナダドル=115円で換算して166兆円)で、日本のGDPと比較すると約3分の1で、世界の中では第8位の経済規模となっています。

続いては、産業別の構成を見てみましょう。
産業別就業構成をみると、カナダ国民の約4分の3サービス産業に従事し、産業別GDPの構成では、サービス産業72%と最も多く、そのサービス産業群の中では、小売業の構成比が最大となっています。
しかし、近年急速に成長しているのは金融サービス、不動産、通信などビジネス・サービス産業で、米国を筆頭とする金融業界の成長がこのカナダにも影響をもたらしていると言えます。

さらに、このほか主要サービス産業には教育・保健、ITサービス、娯楽、観光産業なども含まれています。
また、広大な土地と言うと思い出されるのが、オセアニア通貨のときに勉強したオーストラリアの資源です。

前回のスイスは国土が九州ほどしかないため、資源の埋蔵量は限られていましたが、カナダのようにこれだけ国土が広いとどのような資源が埋蔵されているのでしょうか。

これもデータがちょっと古くて申しわけありませんが、1997年に行われた世界銀行の調査では、天然資源の埋蔵量が世界で第3位となっているのです。
その内訳はというと、天然ガス、石油、金、石炭、銅、鉄鉱石、ニッケル、カリ、ウラン、亜鉛などの鉱物資源とともに、木材と水、そして電力が上げられるのが特徴です。

電力では、カナダは世界最大の水力発電国であると同時に、世界第2位の電力輸出国でもあります。
私は、以前、テクニカルアナリストの世界大会でスピーチするため、カナダのバンクーバーにも行ったことがありますが、バンクーバーは、港町でとても静かで美しいところだったことを覚えています。

また、町並みも近代的でしたし、思った以上に都会だったというとことと、自然が直ぐそばにあったという印象です。
私もバンクーバーに行ったことがあります。
海も山もあって、きれいな街でした。
とても住みやすそうな街だと思いました。
カナダの主な製造業は、自動車製造、紙・パルプ、鉄鋼、機械・機器、鉱業、化石燃料採掘、林産、農業となっています。

ただ、オンタリオ州に集まっている自動車産業は、米系、日系企業の工場や自国の多くの部品工場からなりたっているため、そのことがカナダ産業の懸念にもなっているようです。
FX取引では、この金融政策が重要な鍵を握ります。
カナダ中央銀行は、翌日物金利の誘導目標を政策金利として金融の舵取りを行い、その上限が公定歩合となっています。

インフレ目標を採用し、国内経済の需給バランスや為替相場(主にカナダドルの対米ドルレート)の動向に配慮しながら、現在は、消費者物価を2%の上昇率に収めることに金融政策の主眼を置いているようです。
ちなみに、12月4日現在の政策金利は、2.25%となっています。

さあ、いかがですか。
これで、カナダについては、簡単ではありますが、基礎的な知識は、身につきましたね。

では、ここで、実際の為替の動きを見てみましょう。


まずは、例によってカナダドル/円からです。

やはり、カナダドルも円に対して弱くなっているようですね。

他の通貨と比較して見るとどうでしょうか。 今度は、ドル/円をこのチャートに重ねて見てみましょう。
ラインチャートがドル/円ですが、ドルとカナダドルの円に対する動きは、ドルが円に対して弱く推移しており、今年の2~3月頃のカナダドルの動きとは若干異なっていたようです。・・・A
こうしてみると、カナダドルの方が、今年前半は円に対して強含みで推移していたようですね。

しかし、今年10月以降は、ドルもカナダドルも円に対して、ほとんど同じ動きとなってしまっています。・・・B
円は、ここでも最強通貨になっていますね。

では、ドル/カナダドルはどうでしょうか。
こちらは、全く逆の形となり、ドルが強くなっていますね。


では、さらに、ドル/円ドル/カナダドルを重ねて見ます。
ご覧ください。全くの逆相関になっているのがわかりますね。
これはとても面白いチャートになりましたね。

ドルは、円に対して弱いものの、カナダドルに対しては、非常に強い動きとなっているようです。
本当ですね!真逆です。

円に対して弱く、ドルに対して強くなっているところは他の通貨と同じですね。

次回は、カナダドルの動きの解説とテクニカル分析を行いたいと思います。

次回もお楽しみに!!

米国に近いカナダですが、やはりカナダドルも米ドルに対しては強くなっているのですね。今後はどうなっていくのでしょうか?福永先生、ありがとうございました!LEVEL UP!!
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