ECB。ユーロ圏の中央銀行。欧州通貨統合参加国の金融政策・為替操作と、ユーロの発行を行う機関。物価の安定を目的に1998年6月1日に設立。本部はドイツのフランクフルト。
ECB(欧州中央銀行)理事会とは、ユーロ圏の金融政策を決定する会合のこと。毎月1回目の会合ではその時のユーロ圏における経済情勢を評価して、金融政策を決定・発表する。それに対して毎月2回目の会合は主に金融政策以外のことについて話し合われる。
欧州通貨制度のこと。欧州の経済統合を通貨の面で完成させるために発足した制度。1979年3月に発足した。この制度の下、1981年には、ECU (エキュー、European Currency Unit [欧州通貨単位]) と呼ばれる通貨単位が設けられ、各国通貨とECUの変動幅は、原則として、上下2.25%に収まるようにしなければならないと定められた(為替相場メカニズム(Exchange Rate Mechanism (ERM))。英語ではEuropean Monetary Systemという。
ヨーロッパの27カ国による連合である。政治面、軍事面、国境を越えた社会全体に及ぶ欧州統合を目指す。2002年1月1日には、ユーロの流通を開始し、通貨統合を果たした(イギリス、デンマーク、スウェーデンを除く) 。EU加盟国は以下の通り:ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、フランス、イタリア、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、オーストリア、フィンランド、スウェーデン、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキア、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、キプロス、マルタ、ブルガリア、ルーマニア
1999年1月1日から導入された、EUの統一通貨および通貨単位であり、加盟27カ国中17カ国が採用している。