FXレポート

与党過半数割れ 高まる責任論

-前営業日サマリー-
 ドル円は、148.16円でオープン。東京市場では、石破首相が続投意向を正式に表明したことによる円買いが継続し、ドル円は147円台まで下押し。ロンドン市場でもその流れは続いて147円台前半と軟化。NY市場に入ると序盤はロンドンのトレンドを引き継ぐ円買い、引けにかけて自律反発的な円売りとなり、147.35円まで戻して取引をおえました。

-与党過半数割れ 高まる責任論-
 本日のイベントは、豪RBA議事録公表、英ベイリーBOE総裁発言が予定されています。
 与党が過半数割れとなった参院選イベントを通過した本日の為替相場は円高が進行。石破首相は記者会見にて続投の意思を表明したものの、党内外から責任を求める声は大きく、不安定な政治情勢による政治リスクは依然として高いといえそうです。消費税減税など財政拡張の圧力はさらに高まる見通しで日本株や日本国債に流入していた海外マネーが巻き戻り、株・債券・為替のトリプル安への警戒が市場では懸念されています。とはいえ、財政拡張的な政策が株価を支えるという見方も残っており、実際に自公両党が衆院で少数与党に転じた24年10月の総選挙開票日の翌日は日経平均株価は上昇で終えています。政権課題は多く、首相への責任論なども出ている中、しばらくはヘッドラインに振り回される相場展開となるかもしれません。このことを考慮して相場を見極めていきたいです。

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