日銀 金融政策決定会合
-前営業日サマリー-
ドル円は148.45円でオープン。東京市場では、カムチャッカ沖での大地震でリスク警戒の動きが広がり、朝方の148円台中盤から147円台後半まで水準を切り下げました。ロンドン市場では、米7月ADP雇用統計や米4-6月期四半期GDP速報値が予想よりも強い内容となったことでドル買い優勢、149円台まで買い上げられました。NY市場では、FOMCで大方予想通り金利据え置きが決定するも発表から一時乱高下、その後のパウエルFRB議長の会見からは一段ドル高に振れ、149.49円で取引を終えました。
-日銀 金融政策決定会合-
本日のイベントは、豪小売売上高、中PMI、日銀政策決定会合、植田日銀総裁記者会見、独消費者物価指数、加GDP、米新規失業保険申請件数、米PCEデフレーター、南アSARB政策金利などが予定されています。
本日は日銀金融政策決定会合が予定されています。政策金利は現状の0.5%での据え置きの予想ですが、四半期に一度の「展望レポート」にて、年内物価見通しの上方修正が見込まれています。植田総裁の発言と併せて利上げ軌道についてヒントがあるか、内容次第では動意も想定しておきたいです。また7月23日に発表された日米関税合意により、関税率は25%から15%へと引き下げられました。これを受けて、不確実性の低下や物価見通しへの影響、金融政策スタンスに何らかの変化が生じているか等も、丁寧に見極めながら取引に臨みたいです。