米経済減速か 米要人発言に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は、147.10円でオープン。東京市場では、米国の早期利下げ期待からドル安・円高へと動きが強まる場面は見られるも、米長期金利が低い水準から反発したことを支えに、ドル円は買い戻しが進みました。ロンドン市場でも、東京時間の流れを引き続いで上昇となり、ドル円は147円台後半へ。ただ、NY時間での動意は限られたものとなり、上値の重さも意識されながら147.52円で取引を終えました。
-米経済減速か 米要人発言に注目-
本日のイベントは、NZ雇用統計、米サンフランシスコ連銀総裁発言、米クックFRB理事発言、米ボストン連銀総裁発言が予定されています。
米供給管理協会(ISM)が公表したISM非製造業景況指数の結果は弱いものでした。活動が実質的に停滞したことを示し、経済停滞の懸念が高まったといえます。詳細を見てみると、ISM非製造業景況指数は予想51.5に対して50.1、仕入れ価格は予想66.5に対して69.9、雇用は前回47.2に対して46.4という結果。指数自体は基準となる50.0を上回ったものの、予想値より弱く、コスト上昇の半面、雇用は削減されていることが確認できました。雇用統計の内容を裏付けるものであり、米経済の減速に対しては今後注視して指標等をチェックしていく必要がありそうです。
そんな中、本日は米要人の発言が複数控えています。ヘッドラインから突発的な動意が生まれることも考慮に入れた上で、本日も取引に臨んでいきたいです。