参院選挙の結果はどうなるか
-前営業日サマリー-
ドル円は148.55円でオープン。東京市場では、ウォラーFRB理事が7月利下げを支持したことがドル売りにつながったものの、下値は限定的となり、午後には一転して上昇となりました。ロンドン市場では、円売りが先行した後にドル売り圧力によって148円台中盤へとドル円は押し戻されました。NY市場では、一進一退の相場展開が続き148円台で振幅。148.81円で取引を終えました。
-参院選挙の結果はどうなるか-
本日は特段注目度の高い経済指標は予定されておらず、日本は休場となります。
参院選の結果次第で週明けの本日から大きく動意づく展開もありそうです。衆参両院で少数与党となった場合、野党が進める減税政策が動き出すとの思惑もあり、先週にかけては超長期債の利回りも大きく上昇しました。為替市場でも財政拡大を先取りする形で円売りが強まっており、結果が判明すればもう一段、アップサイドへドル円も動意づくかもしれません。ただ、ドル円の上昇要因はそれだけでなく、FOMCによる利下げ観測が後退していることも背景としてあります。参院選挙、FOMC、FRB議長解任の観測など、さまざまなリスク要因が重なりマーケットは複雑な状況ですが、一つ一つ情報を確かめながら今週も取引に臨んでいきたいです。また、本日は東京市場が海の日で休場となります。流動性の低下から、突発的な値動きになりやすいことにも留意しておく必要がありそうです。