FXレポート

今週はISM非製造業指数

-前営業日サマリー-
 ドル円は、150.71円でオープン。東京市場では、ドル高・円安が午前に先行したものの、米7月雇用統計を控えたポジション調整の売りで、一時150円台半ばまで下落しました。ロンドン市場では、米雇用統計が非農業部門雇用者数の悪化に加え、前回分も大幅に下方修正されたことでドルが売られる展開となり、一時147円台半ばまで下落し、戻りは148.20円台に抑えられました。NY市場でも、継続してドルが売られ147.37円で取引を終えました。

-今週はISM非製造業指数-
 本日はスイス消費者物価指数、トルコ消費者物価指数などが予定されています。
 先週末に7月米雇用統計と7月米ISM製造業景気指数が発表され、非農業部門雇用者数は7.3万人増加(市場予想10.4万人)と伸びは予想以上に鈍化したほか、過去2月分の雇用者数も下方修正され、雇用情勢の鈍化が示唆されました。また、米ISM製造業景気指数は48.0(市場予想49.5)となり、前月の49.0からも低下。景気拡大・縮小の分岐点となる50を5カ月連続で下回りました。これらの発表を受け、9月に0.25%の利下げが優勢となりました(Fedウォッチ)。雇用の減速を背景に利下げ観測が強まるなか、今週5日にはISM非製造業景況指数の発表が予定されており、その内容を丁寧に確認したうえで取引に臨みたいです。

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