混乱続く為替相場 ヘッドラインに注意
-前営業日サマリー-
ドル円は148.87円でオープン。東京市場では、ドル高が加速。先日の米CPIを受けた米長期金利上昇に支えられた模様です。ロンドン市場では、欧州株が小幅に上昇し、米長期金利は小幅に低下。米PPIを控えて動意に欠ける相場展開となりました。NY市場にはいると、FRB議長解任に関するヘッドラインに揺さぶられてドル円は乱高下。一時147円台を割れるも、147.89円まで買い戻しが進み取引を終えました。
-混乱続く為替相場 ヘッドラインに注意-
本日のイベントは、豪雇用統計、英雇用統計、米新規失業保険申請件数、米小売売上高、米クーグラーFRB理事発言、米クックFRB理事発言が予定されています。
一部報道にて、トランプ大統領が与党・共和党議員との会合でFRBのパウエルFRB議長の解任に言及したと報じられ、為替市場では一時ドル安が急速に進行。ただ、その後記者団の質問に答えたトランプ大統領は解任について、「可能性は非常に低い」と軌道修正し、一転して巻き戻しの動きが進みました。二転三転するヘッドラインに振り回されながら動意を続ける相場展開が続いているため、引き続きヘッドラインには警戒しておく必要がありそうです。そんな中、本日も指標の他、要人発言が控えます。動意が強まる展開も考慮したうえ、取引に臨んでいきたいです。