ドル円はアップサイドへ
-前営業日サマリー-
ドル円は147.15円でオープン。東京市場では、午前にドル安・円高方向に振れ、いったん146円台後半まで下押し。週末にトランプ大統領がEUやメキシコに30%の関税を課すと発表したことが背景となった模様です。ロンドン市場では米欧貿易交渉の行方待ちで動きにくい相場展開となりました。NY市場ではドル円は147円台後半まで上昇し、147.77円で取引を終えました。
-ドル円はアップサイドへ-
本日のイベントは、米消費者物価指数、加消費者物価指数、米ボウマンFRB副議長発言、米バーFRB理事発言、米ボストン連銀総裁発言、英ベイリーBOE総裁発言が予定されています。
関税に関しては引き続き交渉の様子が注目されるものの、基本的にはトランプ政権発足前よりも高関税となる可能性が高く、インフレの再加速懸念は根強い状況となっています。そのため、関税関連の報道は米長期金利に対しても上昇圧力となりそうです。各国が米国との合意に向かい、不確実性リスクを改善したとしても円売り圧力が強まることになりそうなため、やはり、目先のドル円はアップサイドがメインシナリオです。そんな中、本日は米要人の発言が複数予定され、米CPIも控えます。動意を与えるヘッドラインには警戒しておきたいです。