FXレポート

円安加速 ドル円の今後の方向性は

-前営業日サマリー-
 ドル円は146.03円でオープン。東京市場では、トランプ大統領が通告した新関税を背景にドル売りが優勢。もっともドル円に関しては円売りもあったことから売買は交錯しました。ロンドン市場では、トランプ関税を受けたドル売りが一巡。日米貿易交渉や参院選などの不透明感が日本売りとして影響したのか147円台を目指して上昇しました。NY市場では147円の節目が意識されて反落。146.54円で取引を終えました。

-円安加速 ドル円の今後の方向性は-
 本日のイベントは、RBNZ政策金利、英BOE金融安定報告書公表、米FOMC議事録時公表が予定されています。
 トランプ米大統領が日本にあてた書簡を自身のSNSにて公開し、「8月1日から25%の関税を賦課する」「自動車やアルミニウム・鉄鋼などの分野別関税と今回の関税は別の扱いとする」などとコメント。加えて、日本が報復すればさらに、関税を上乗せする意向を明らかにしました。足元では、この発表を受けて円安が進行。今回の米国の発表は実質的に9日期限の相互関税に対する交渉期限延期と受け止められたようです。
 関税によるインフレ加速懸念が残っている中、米長期金利が継続して上昇するようなら今後さらに、ドル円には上昇圧力がかかることも想定されるため、その点は考慮しておく必要がありそうです。目先意識されるのは148円の節目。昨月6月23日に付けた高値でもあるため、このラインを超えるかどうかは方向性を見極める材料にしたいです。
 本日は、RBNZ政策金利が予定されています。利下げ期待は高いものの、一部では据え置き予想もあるため不透明な予想の中、結果公表によるボラティリティ上昇に注意しておきたいです。

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