FOMC パウエルFRB議長の発言に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は144.73円でオープン。東京市場では事前報道通りの日銀会合となり、相場への影響は限定的だったものの発表後はややドル売り・円買いへと推移。ロンドン市場では売買が交錯して方向感に欠ける相場展開。ドル円も144円台後半での値動きに終始しました。NY市場では中東情勢を再び意識した値動きとなり、有事のドル買いからドル円は145円の節目を回復。145.23円で取引を終えました。
-FOMC パウエルFRB議長の発言に注目-
本日のイベントは、英消費者物価指数、米新規失業保険申請件数、米FOMC政策金利、米パウエルFRB議長発言が予定されており、とりわけFOMCに注目が集まります。
日銀は正常化路線の堅持を決定。政策金利は0.5%で据え置き、事前報道通り2026年4月から国債買い入れの減額ペースを緩めつつ保有国債を減らすことを決めました。発表による相場への影響は限定的で大きな波乱もなく、イベントは無事に通過した格好です。
そんな中、本日はFOMCが控えます。関税によるインフレリスクは残るものの、米雇用は堅調さを保っているため利下げに踏み切るとは考えにくく、政策金利は据え置きが大方の予想。焦点となるのはFOMCメンバーによるドットチャートやパウエルFRB議長の発言となりそうです。世界情勢の不確実性もあるため、現段階で政策の方向性を示すとは考えにくいですが、相場へのヒントとなる内容が飛び込んでくれば突発的な値動きもあるかもしれません。昨日に引き続きヘッドラインに警戒しながら取引に臨んでいきたいです。