本日PMI祭り、ドル円は軟調
-前営業日サマリー-
ドル円は、144.53円でオープン。東京市場では、中東情勢の緊迫化が懸念されるヘッドラインによりドル売りの流れとなり、一時143.50円付近まで1円ほど下落しました。ロンドン市場では、往って来いの展開となり、一時144.20円付近まで上昇するも、その後は上値が重く再度143.50円付近まで下落しました。NY市場では、ドル円は終始もみ合う展開となり、143.67円で取引を終えました。
-本日PMI祭り、ドル円は軟調-
本日のイベントは、野口日銀審議委員の発言、仏PMI、独PMI、欧PMI、英PMI、米PMI、欧ECB理事会議事要旨公表、米新規失業保険申請件数、米ウィリアムズNY連銀総裁の発言と多数控えています。
米国を除いた欧州各国PMIの予想は製造業・非製造業ともに、前回より上振れる予想となっています。米PMIの製造業は50を下回る予想となっています。米製造業PMIについては、市場予想通りとなれば、景気後退懸念からドル安が一層加速する可能性を考慮しておきたいです。
足元のドル円は、じりじりと下落してきており、昨日は約2週間ぶりの安値を更新しました。しかしながら、ここ一週間のドル円は急な反発によって上下に大きく振らされる場面も多く短期トレードで挑む場合は頻繁にドテンを要求される場面も少なくないかもしれません。以上のことを踏まえつつ本日も取引に臨みたいです。