FXレポート

日米関税交渉の行方、軟調なドル円

-前営業日サマリー-
 ドル円は、144,84円でオープン。東京市場では、仲値に向けて145.50円付近まで上昇しましたが、日米関税交渉のヘッドライン後は144.40円付近まで下落しました。ロンドン市場では、米長期金利が一転して上昇したことを支えにドル買いが進み、145円付近まで上昇。NY市場では、ロンドン時間からの上げは一服。145円の大台を前に上値が重く、144.49円で取引を終えました。

-日米関税交渉の行方、軟調なドル円-
 本日のイベントは、英消費者物価指数、米ボウマンFRB理事発言が控えています。
 新たな関税ニュースとしては、加藤財務相「ベッセント米財務長官との会談で、為替含め2カ国間の諸問題を議論」と発言した後、ベッセント財務長官「23日の日米関税交渉は出席しない」との報道が伝わりました。
 足元のドル円は、一昨日と比べややボラタイルな動きとなりましたが、ムーディーズ米国債格付けの引き下げの影響や日米交渉の警戒感から軟調な地合いになりつつあり、145円の大台を節目に上値が重たくなる傾向が見られます。しかしながら、今週予定されている関税交渉に対する警戒感から依然様子見の動きは散見される可能性も考慮できるため、方向感には乏しい地合いとなるかもしれません。

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