PPIは予想外に低下 本日はミシガン大消費者信頼感指数
-前営業日サマリー-
ドル円は、146.65円でオープン。東京市場では、日米財務相会談で円安是正が議論されるとの思惑からドル安・円高が先行。ドル円は146円台前半まで下押しました。ロンドン市場では、売りが先行していた欧州株が徐々に落ち着き、一部指数がプラスに転じるなどしたことでリスク警戒の動きが和らぎ、ドル円も底堅さを維持しました。NY市場では米経済指標の結果が弱いものとなったことで米長期金利の低下とともにドル安が先行する場面は見られましたが、ロンドン時間同様、下値は限定的で145.65円で取引を終えました。
-PPIは予想外に低下 本日はミシガン大消費者信頼感指数-
本日のイベントは、日GDP、日中村日銀審議委員発言、米住宅着工件数、米ミシガン大消費者信頼感指数が予定されています。
昨日公表された米生産者物価指数(PPI)の結果は予想外に低下。5年ぶりの大きな落ち込みとなりました。統計結果からは、米国の製造・サービス業が現時点では関税の影響を価格に反映させることを控えている様子がうかがえ、関税による消費者へのインパクトは生産者が吸収していることが示唆されました。結果に対しての相場への影響は限定的で昨日のドル円は発表直後に乱高下する場面は見られるも、その後は一定の底堅さを維持しています。
そんな中、本日はNY時間にミシガン大消費者信頼感指数の結果が発表されます。同指数はミシガン大学が毎月公表する消費者マインドを示す経済指標で景況観を占うことができ、予想値は53.4(前回:52.2)と前回値から上昇が想定されています。結果の強弱を見極めて相場の方向性を占っていきたいです。