米ADP雇用統計に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は、142.02円でオープン。東京市場では、昨日進んだドル安の調整として、買い戻しが進行。ドル円は142円台後半まで上値を伸ばしました。ロンドン市場では、トランプ関税をめぐる前向きな動きが期待され上昇が先行したものの、その後は下押しました。NY市場では米経済指標が弱い内容となったことで一時下押し、その後は買い戻しとなり142.40円で取引を終えました。
-米ADP雇用統計に注目-
本日のイベントは、豪消費者物価指数、欧GDP、米ADP雇用統計、加GDP、米GDP、米PCEデフレーターが予定されています。
米労働省が公表するJOLTS求人は昨年9月以来の低水準。経済の不確実性が強まっている中で、労働需要の弱さが確認されました。FRBのウォラー理事は、「労働市場悪化なら利下げを支持する」と発言しており、米雇用統計の結果を見るまでは判断しかねる部分はあるものの、利下げ期待は高まってきたといえそうです。
本日は昨日のJOLTS求人に続いて、ADP雇用統計が発表されます。雇用統計の結果を占うためにも指標の強弱に注目しておきたいです。