FXレポート

ヘッドライン後の動きに要注意

-前営業日サマリー-
 ドル円は141.48円でオープン。東京市場では、序盤から米トランプ大統領がパウエルFRB議長解任するつもりはないとの報道が一部で流れたことによりドル円は143.10円付近まで急騰しましたが、その後は失速し141.70円まで下落しました。ロンドン市場では方向感に欠ける動きが目立ちましたが、米政府が貿易戦争の緩和に向けて対中関税の引き下げを検討している旨のヘッドラインが流れるとドル円は再び急騰し142.70円付近まで上値を伸ばしました。NY市場では、堅調なスタートでそのまま上昇が続き143.48円で取引を終えました。

-ヘッドライン後の動きに要注意-
本日のイベントは、独IFO景況指数、米新規失業保険申請件数、米耐久財受注、中古住宅販売件数そしてグーグルの決算発表が控えます。トランプ関税による景気後退ムードが広がるなか本日発表の米国関連の指標では米新規失業保険申請件数の注目度が高いかもしれません。
 足元のドル円は、トランプ関連のヘッドラインに右往左往する動きが目立ちつつあり1円を超える値幅で行ってこいを繰り返している一方で、方向感がつかみづらいのが現状です。また、ヘッドラインが流れて大きく動いてから元の水準に戻るまでのスピードが速く頻繁にドテンを要求される場面もあるかもしれません。したがってヘッドラインには目を光らせつつその後の動きにも注意を払いながら方向を決める決断が重要になりそうです。

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