FXレポート

心理的節目となる140円の大台

-前営業日サマリー-
 ドル円は140.81円でオープン。東京市場では、ドル円が仲値までやや買われるもそこからは大きく失速。また一時140円を割り込む場面も見られました。ロンドン市場では、上値の重たい動きが続き終始方向感なく推移しました。NY市場では、買いが先行のマーケット。堅調に上値を伸ばし141.60円で取引を終えました。

-心理的節目となる140円の大台-
 本日のイベントは、欧米各国でPMIが発表されるほか、米新築住宅販売件数、英ベイリーBOE総裁の発言、米ベージュブック、そして米グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、米ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、米ウォラーFRB理事の発言などボードメンバーの発言も多数控えます。本日注目しておきたいPMIは全体的に鈍化予想。ここで予想値を下回る結果となれば現在の円買いの追い風となり得る可能性も否めないため特にドル円に関しては、さらなる安値更新に警戒しておきたいです。ボードメンバーの発言では、直近でヘッドラインに上がったFRB議長解任懸念に関してコメントがあるようであれば拾っておきたいところです。
 足元のドル円は一時140円を割り込んだもののそこから切り返して反発していることから140円の大台が心理的節目として市場からは意識されているのかもしれません。しかし、先記した指標の結果や要人発言などで再び140円の大台を割り込む動きとなった場合は、そこから一気にドル円下落の追い風となる可能性も捨てきれませんので、水準をよく注視しながら慎重に取引に臨みたいです。

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