Big Progress!
-前営業日サマリー-
ドル円は141.81円でオープン。東京市場では、日米貿易交渉が無事に終了し、時間外の米10年債利回りが4.30%台で推移したことなどでドル高が進み143円台まで上昇。一方ロンドン市場では、4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく下回った事も重しとなり、142円前半まで下押しました。NY市場では、トランプ米大統領「EUとの貿易協定に非常に自信がある」などの発言が伝わり、交渉激化懸念後退から一時142円後半まで反発するも、その後は材料乏しく142.44円まで戻して取引を終えました。
-Big Progress!-
本日のイベントは、本邦全国消費者物価指数、デイリー:サンフランシスコ連銀総裁発言が予定されており、その他大きな指標は予定されておりません。
昨日早朝、トランプ米大統領と赤沢経済再生相がホワイトハウスで面会しました。実際はベッセント財務長官やラトニック商務長官、米通商代表部のグリア代表も同席し4対1の構図となった模様。日本側は、赤沢経済再生相「トランプ大統領が今日私と会ってくださったことは大変ありがたいこと。(私は)格下の格下ですので」と発言。米国が日本に対して様々な要求をした可能性もありますが、合意に至るような結果は発表されず、結論は持ち越されました。トランプ氏「日本との協議が最優先だ」と語り、対日交渉で成果を出し、他国との交渉に繋げる狙いもありそうです。また、石破首相「最も適切な時期に訪米しトランプ大統領と直接会談することを当然考えている」と発言し、次回の協議は今月4月中を目指すとしているとのことで、今後の日米貿易交渉の進展に注目が必要です。
本日18日以降は、イースター休暇により欧州などが休場になるため、連休を控えてのポジション調整の動きには警戒しつつ本日も取引に臨みたいです。