FXレポート

144円のサポートライン

-前営業日サマリー-
 ドル円は、147.72円でオープン。東京市場では、対中関税の発動を経てリスクオフの動きから弱含む展開になりました。ロンドン市場でも、3月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことを受け、一時145円を割りました。NY市場では、ダウ平均の大幅な下落により144円付近まで下落するも、144円の心理的節目がサポートとして意識され、ドル円は144.66円で取引を終えました。

-144円のサポートライン-
 本日のイベントは、米生産者物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数、米ウィリアムズNY連銀総裁の発言が予定されています。
 一昨日は、米トランプ米大統領の関税一時停止の発言を受けドル円は148円まで上昇しましたが、昨日は、米中それぞれの関税が発動し貿易摩擦の激化懸念から144円前半まで全戻しする結果となりました。前日安値付近の144.00円のサポートがどの程度まで機能するのか注意が必要です。
 また、今朝3時に発表された3月米財政収支は、-1605億ドルの赤字となりました。トランプ米政権は、米政府効率化省(DOGE)による歳出削減やトランプ関税の歳入増大により財政赤字の削減を公言していますが、効果が表れるのは4月以降になりそうとのことです。そんな中で本日は米生産者物価指数と米ミシガン大学消費者信頼感指数が予定されています。米生産者物価指数は上振れ予想、米ミシガン大学消費者信頼感指数は下振れ予想とされています。スタグフレーションを懸念させる予想となっていますが、予想に対して乖離幅がどの程度になるのか、指標結果の強弱には注目しておきたいです。

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。