FXレポート

今週は米重要指標の発表多数

-前営業日サマリー-
 ドル円は151.00円でオープン。東京市場では仲値にかけて大きく上昇するも仲値後は失速。その後方向感に欠ける展開が続きました。ロンドン市場ではやや円買いが優勢でスタートするも150.40円近辺で反発し150.80円付近まで戻しました。NY市場では堅調な地合いでしたが、道中で発表された米消費者信頼感指数が前回値からの鈍化が確認されると円高方向に動き、149.70円付近まで下値を広げ、大きく反発することもなく149.86円で取引を終えました。

-今週は米重要指標の発表多数-
 今週はISM景況指数やJOLTS求人そして米雇用統計など月初に発表されるイベントが詰まっています。その中でも特に注目しておきたい米雇用統計は前月から鈍化見込み。詳細は下記の通り。

「米雇用統計」
・非農業部門雇用者数変化 予想:13.5万人 前回:15.1万人
・失業率         予想:4.1%  前回:4.1%
・平均時給(前月比)    予想:0.3%   前回:0.3%

非農業部門雇用者数は下振れ予想である反面、前回を上回るような内容であれば利下げ期待の後退材料となることから、ポジティブサプライズによるドル買い圧力にさらされる可能性は考慮しておきたいところです。
 足元のドル円は150円台を底堅く維持し、151円の大台を前に押し戻されるパターンが続いていましたが先週末に150円を割り込みました。
また、ローソク足がちょうど日足チャートで見たボリンジャーバンドの+2σに接しており、ボリンジャー自体もスクイズし始めていることから、テクニカル上では下降への転換サインの一つとなっています。しかしながら、今週発表される米指標はいずれも結果次第でトレンドを形成する可能性のある重要イベントですので一つ一つ注視しながら取引に臨みたいです。

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