FXレポート

2024年の取引スタート、年前半のドル円の注目ポイントは

-前営業日サマリー-
 12月29日のドル円は141.37円でオープン。東京市場では、年末年始による様子見ムードも強まる中で動意薄、141円台序盤で小幅な値動きに留まりました。ロンドン市場では、米金利の反発・上昇を手掛かりにドル買い優勢、141.91円まで上昇しました。NY市場では、ロンドンフィックスにかけて連日の荒れた値動き、円買い・ドル売りが急加速しドル円は141円を割り込みました。その後は140.80円まで日通し安値を更新、引けにかけては年末で取引参加者が減少する中で極端に動意が乏しくなりもみ合い、141.02円で取引を終えました。

-2024年の取引スタート、年前半のドル円の注目ポイントは-
 本日のイベントは、中財新製造業PMI、欧州各国製造業PMI(改定値)、米製造業PMI(改定値)が予定されており、日本・NZ・スイスが休場となります。
 2024年度の取引初日です。昨年末にかけては日銀政策修正&米FRB利下げの観測・織り込みから円高・ドル安方向に強弱が振れ、2024年のドル円は下方向を見込む声も多く聞かれています。この日米政策転換に対する、現時点における市場のコンセンサスをみると、日銀マイナス金利解除のシナリオでは「4月予想が優勢、また遅くても7月までには実施」との見方が大半です。一方で、FRB利下げシナリオについては、「3月までの利下げ開始、2024年計7回の利下げ」をおおよそ織り込んでいます。これら市場のシナリオ通りであれば、円買い・ドル売り材料が重なる特に3月~4月近辺で、ドル円は急激に水準を落とす可能性は考慮しておきたいです。
 ただ、日銀のマイナス金利解除と円高に関してはどの程度長期化するのか、あるいは解除のインパクトをもってピークなのかを、追加利上げの有無を主な焦点に見定める必要があります。また、FRBの利下げとドル安に関しては、市場とFRBの見通しに開きがみられる点で不透明感もあり、どのようにシナリオがすり合わせられていくのかを見極めたいです。仮にFRBが示す「2024年計3回の利下げ」方向にずれ込む場合には、ドル円は下落幅を抑えられるほか、円高圧力が一時的なものであれば必ずしも下方向がメインとは言えないでしょう。
 以上のようなポイントを念頭に置きつつの2024年スタート、今週は米雇用統計や米ISM製造業/非製造業景況指数など、米利下げ見通しを探る上で重要な米指標が複数予定されており、年明けからトップギアで臨みたいです。

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