米ISM非製造業景況指数、米JOLTS求人に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は146.66円でオープン。東京市場では、売りが優勢。ドル円は146.22円付近まで下落するも反発して持ち直しました。ロンドン市場では、ドル円が上昇基調の流れでスタートし、本日高値となる147.08円ま上値を伸ばすもその後は押し戻されて軟調な地合いとなりました。NY市場では、147円台でスタートし、堅調な推移かと思われましたが、直後に下落。146.50円付近まで下落するもそこから反発。じりじりと上昇しましたが147.40円台で再び押し戻され147.21円で取引を終えました。
-米ISM非製造業景況指数、米JOLTS求人に注目-
本日のイベントは、日東京消費者物価指数、中サービス業PMI、豪RBA政策金利、米ISM非製造業景況指数、米JOLTS求人となります。その中でもとりわけ注目度が高いのは、米ISM非製造業景況指数、米JOLTS求人になりそうです。50を上回る安定したな結果で推移し続けている米ISM非製造業景況指数に対し、米JOLTS求人は今年の5月を最後に900万件台の推移とやや軟調な地合いが続いており、本日の予想(予想値:935万件)も前回の955万件から軟化する見込みとなっています。前記した弱気予想から950万件を上回る結果が出た場合は、マーケットインパクトからドル買い圧力がかる可能性を想定しておきたいです。
足元のドル円は、今週に発表される米重要指標を控えての様子見からか146円台半ばから147円付近を行き来する行ってこいの動きが目立っていましたが、昨日のNY市場では大きく上昇し147円の半ば付近まで値を戻しつつあります。本日のドル円の動向自体は前記した米指標に動向が委ねられそうですが、昨日の推移を鑑みて、147.50円台が目先のレジスタンスとして心理的な節目となりそうです。したがってこの水準に接した際の動きから方向性を探りつつ取引するのもいいかもしれません。先週末の下落からドル円が息を吹き返しつつある中、今週から米重要指標が立て続けに発表されるため、ドル円の動向と各経済指標を一つ一つを注視しつつ取引に臨みたいです。