FXレポート

米10年債の入札に注目

-前営業日サマリー-
ドル円は150.03円でオープン。東京市場では、目立った下押しもなく、円安の地合いが継続してじり高となり一時150.50円付近まで上値を伸ばしました。ロンドン市場では、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁のタカ派な発言もあり、ドル高の流れが止まらずドル円は150.70円手前まで上昇しました。NY市場では、序盤はドル高の流れが継続するも、米10年債が利回り低下幅を拡大したことを手掛かりに一段落となり、米3年債入札後の利回り低下を受けて軟調に推移して151.40円で取引を終えました。

-米10年債の入札に注目 -
 本日のイベントは、ベイリー英中銀総裁発言、欧小売売上高、米パウエルFRB議長発言、米10年債入札、バーFRB副議長発言などが予定されています。 
 昨日の米3年債入札に続き、本日は米10年債入札、明日は米30年債入札が予定されています。今月1日に米財務省より今月からの四半期に実施される米国債の入札についての発表がありました。入札の全体規模は拡大となりましたが、発行額の増額ペースは大方の市場予想より緩やかだったことを受けて、米国債相場は上昇(利回りは低下)となりました。今回の入札での発行額は3年債が480億ドル、10年債は400億ドル、30年債が240億ドルとなっています。
 昨日の3年債入札の結果発表後は、米国債に買いが集まったことで10年債利回りは低下してドルは軟調な値動きとなりました。ドルに大きな影響力を持つ米国債(利回り)ですので、本日の10年債の入札結果における需給動向とその利回り水準には注目しつつ、結果次第ではドルに動意を与える可能性を考慮して取引に臨みたいです。
 

 

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