FXレポート

日本10年債利回りの動きに注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は146.73円でオープン。東京市場では、前営業日終値である147.79円より1円以上の円高水準で下窓を開けてスタートするとその後も下落が継続、一時は146円を割り込む場面もみられました。ロンドン市場では、一転して反発するも戻りは鈍く、147円到達の目前で大きく押し返されました。NY市場では、ドル円は146.30円から146.50円のレンジで推移、その後は目立ったイベントもない中で流れは大きく変わらず、146.54円で取引を終えました。

-日本10年債利回りの動きに注目-
 本日のイベントは、英失業率、独ZEW景況感調査が予定されています。
ドル円を動意づける材料となる経済指標は特段なく材料不足感が否めない一日となりそうです。先週末の植田日銀総裁による「持続的物価上昇に確信が持てれば、マイナス金利解除を含め色々な選択肢」と発言したことによって、週明けから円買いの流れとなりました。また、これに伴い、日本10年債利回りも東京市場で急激に上昇し、2013年11月以来の水準である0.7%台に達してから現在も高止まりしている状態です。この事象を受けた市場の動きとしては、以下2通りのシナリオが考えられます。
 1つ目は、日銀が臨時オペを発動し10年債利回りの上昇を抑えに来る可能性であり、この場合、日本国債の価格上昇による利回りの低下から大きく円安に動くことが想定されそうです。2つ目は、このまま現在の10年債利回りの動きを日銀が容認するスタンスを取る可能性です。この場合は、引き続き円高の流れを誘い、ドル円やクロス円は上値が重たくなる展開が考えられそうです。
 足元のドル円は、前述した日本10年債の動きによって昨日の下落から元の値には戻っておらず上値をしっかり抑えられています。本日は日本10年債利回りの動き、またその動きに対し日銀がどのようなスタンスをとるのか、主にこの2点を注視しつつ取引に臨みたいです。

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