今週は米重要指標が多数予定
-前営業日サマリ-
ドル円は155.48円でオープン、東京市場では、ゴトー日絡みの国内輸出企業からとみられる動きによってドル高方向へ進む相場展開。ドル円は155円後半まで上値を伸ばしました。ロンドン市場でも欧州株や米株先物が堅調に推移したことから、リスクオンによって円売りが優勢となり一時155.87円まで上昇する格好となりました。NY市場では、ミシガン大消費者信頼感指数の発表後にドル買いが先行したものの、その後は売り戻しが進み155.77円で取引を終えました。
-今週は米重要指標が多数予定-
本日は注目度の高い経済指標は予定されていません。
今週は15日に米消費者物価指数や小売売上高など米重要指標の発表が控えており、ドル主導の相場展開となることを想定しておく必要がありそうです。月初に発表された米雇用統計の結果は想定より弱い内容となり、米新規失業保険申請件数の結果も2週連続で弱い結果となっています。足元で米労働指標の弱さが目立ってきたことから金利先物市場では再び利下げ期待が高まる格好となっています。今週公表される米CPIなどの指標次第ではここからさらに金利見通しに修正が入る可能性も考えられるため、米経済指標の強弱には注目しておきたいです。また、政府・日銀による介入警戒感が足元で後退していることから円安基調の相場展開となっているものの、依然として高値圏であることには変わりない点や米指標の結果によってボラタイルな相場展開となる可能性もあるため、引き続き介入の動きには一応の警戒をして今週も取引に臨みたいです。