FXレポート

目先サポートラインは150円 なお残る介入警戒感

-前営業日サマリ-
 ドル円は153.66円でオープン。東京市場では、前日の円高・ドル安が継続。午前に152.75円付近まで下押しし、その後は本邦休場の中、153円ラインでもみ合い相場となりました。ロンドン市場でも方向感の乏しい相場展開は変わらず雇用統計への様子見ムードが広がりました。NY市場では、雇用統計の弱い結果を受けてドル安が先行。一時151.85円まで下押したのち、買い戻しが入る格好となり152.89円で取引を終えました。

-目先サポートラインは150円 なお残る介入警戒感-
 本日は注目度の高い経済指標は予定されていないものの、日本やイギリスが休場。流動性が低下し取引が薄くなることから突発的な値動きには警戒が必要となりそうです。
 利上げに慎重な日銀に対して、FRBでは利下げ時期が後ずれしており足元では再度日米金利差が意識されています。通常ならドル高・円安とアップサイドへ動きを強めるところではあるものの、政府・日銀による為替介入の警戒感から上値が抑えられており、ドル円は足元152円後半まで下押しています。今週の焦点はこの流れがどこまで続くのかとなりそうです。目先サポートラインとして意識されそうなのは先週末にも抵抗帯として機能した152円付近、もしくは心理的節目でもある150円のサポートラインです。今後ダウンサイドへの動きが続いてくのであれば同ラインを意識しておく必要がありそうです。仮にラインで反発するようであれば介入警戒感は残るものの再びアップサイドへ流れが転換する可能性もあるとみておきたいです。
 今回の為替介入(と思われる動き)は4/29の祝日、5/2の早朝と、取引の薄い日や時間帯に行われました(観測ベース)。本日も日本やイギリスは休場、流動性の低下が予想されます。介入関連のヘッドラインに警戒した上で突発的な値動きには備えておく必要がありそうです。

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