FXレポート

米CPIに世界が注目、FOMC前夜

-前営業日サマリー-
 ドル円は139.43円でオープン。東京市場では、本邦企業物価指数が予想下振れしたものの相場の反応は薄く、ドル円は139.27円から139.64円のレンジ相場となりました。ロンドン市場では、ポンド円が2016年1月以来高値の175.76円まで上昇した後、今週の米CPIや主要国中銀会合を控えた調整売りから174.36円へ大幅安となりました。ニューヨーク市場では、株が買われた地合いながらドル円は持ち高調整のレンジ相場が続き、139.59円で取引を終えました。

-米CPIに世界が注目、FOMC前夜-
 本日のイベントは、独消費者物価指数(CPI・改定値)、英失業率、欧ZEW景況感調査、岸田首相記者会見、米消費者物価指数(CPI)、ベイリーBOE総裁発言が予定されています。特に注目すべきは、米消費者物価指数(CPI)です。
 米消費者物価指数(CPI)の事前予想は以下のようになっています。

 ・全体CPI 前年比:+4.1%(前回:+4.9%)、前月比:+0.2%(前回:+0.4%)
 ・コアCPI 前年比:+5.2%(前回:+5.5%)、前月比:+0.4%(前回:+0.4%)

 昨年までは原材料などの「モノ」インフレが深刻でしたが、最近は「サービス」価格のインフレが根強い傾向があります。今回の米CPIは、FOMC期間中の発表であり、明日14日にはFOMCの結果である政策金利/声明が発表されるスケジュールとなっています。米CPIの結果が予想と大きく乖離しなければ、FOMCでは「政策金利据え置き」の判断が下されるだろうと予想されていますが、物価高が予想を大きく上振れる場合にはFOMCの「政策金利据え置き」予想に変化が出てくるかもしれません。米CPI発表以降は相場が大きく動くことも想定しながら、本日は取引に挑みたいです。

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