FOMCウィーク
-前営業日サマリー-
ドル円は136.60円でオープン。週末の実質ゴトー日に当たることから仲値にかけて136.88円まで上昇、その後は特段目立った材料はないものの135.77円まで下落しました。米生産者物価指数が予想を上回ると136.68円まで急騰、加えてミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回ったことからドル高の流れが継続し136.89円まで上昇後、反落し136.60円で取引を終えました。
-FOMCウィーク-
今週のイベントは、英GDP、米CPI、FOMC、日銀短観、スイス政策金利、BOE政策金利、ECB政策金利、米小売売上高など重要指標が多数予定されています。
12月FOMCでの利上げ幅は0.50%を織り込んでおり、4会合続いた0.75%利上げから減速される見通しです。また、今回はドットチャートが公表されるほか、ターミナルレート(最終的な利上げの到達点)に注目が集まります。パウエルFRB議長は9月会合で示したものよりも高くなる公算が大きいと発言しており、9月時点の予測の中央値4.6%から引き上げられる見通しです。最終的には、13日に予定されている米消費者物価指数(CPI)を見極めての判断になると思われます。先週末の米生産者物価指数(PPI)は+7.4%と前回値+8.0%から鈍化していたものの、予想+7.2%を上回ったことからドル高で反応しました。PPIは先行指標となることから、CPIでも予想を上回り、ドル高に振れる可能性を考慮しておきたいです。一方で、予想通りもしくはそれ以上にインフレの鈍化が確認できる場合には、ドルの一段安に警戒したいです。