FXレポート

ADP、米雇用統計を控えて日米金利差への思惑を注視

-前日サマリー-
 東京市場のドル円は123.76円でスタート。午前は仲値にかけて124.30円付近まで上昇も、その後は上値を切り下げる展開となりました。欧州市場では、5回目のロシア・ウクライナ停戦協議が後に控え、協議進展への期待感からユーロ買いが優勢となりました。対円では137.31円まで上昇、また先週から上値の重かったユーロドルが1.11ドル台までユーロ高ドル安水準となると、方向感を欠いていたドル円も122円台前半まで押し戻されました。NY市場では、米長期金利の低下やユーロドル由来のドル売りなどを手がかりにドル円は調整売りに押され一時121.97円付近まで下押ししました。その後はやや買戻し優勢となるも、米長期金利の低下幅拡大などが重しとなって122.87円で取引を終えました。

-ADP、米雇用統計を控えて日米金利差への思惑を注視-
 本日のイベントは、NZANZ企業景況感、欧ラガルドECB総裁発言、独消費者物価指数、米ADP雇用統計、第4四半期GDP(確報値)が予定されています。
 足元のマーケットは、28日の日銀連続指値オペ発表(3/29-31)を契機とした日米金利差拡大観測への思惑などから、ドル円が一時125円を付けるなどおよそ6年半超の円安水準となりました。日本の長期金利が0%程度で据え置かれるとの公算の中で、米長期金利の上昇を見込んだドル買い・円売りが活性化した形です。日米金利差に市場の注目が集まっていることから、ドル円については、4/1米雇用統計や前哨戦となる本日ADP雇用統計結果から米長期金利の動向を見通す必要がありそうです。仮に良好な結果が示されれば、次回FOMCでの50bpの利上げが市場コンセンサスとして固められ米長期金利の上昇がドル買いを促すほか、金利差拡大の思惑により想定以上にドル買い円売りが加速するケースも想定されそうです。一方で、2015年に黒田総裁が円安を牽制した125円ライン、いわゆる黒田ラインの水準をタッチすると利益確定の売りに押されたことから、再びドル円が今週高値付近を試す際には、本ラインを意識したトレードを心掛けたいです。

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