FXレポート

底堅いドル円と抵抗ラインの壁

-前日サマリー-
 東京市場でのドル円は113.27円でスタート。東京市場オープンからエルドアン・トルコ大統領によって中銀金融政策委員会(MPC)のメンバー3人を更迭したという旨の報道があり、トルコリラ円が12.32円と昨年11月以来の安値を付け、ほかのクロス円通貨も巻きこまれる形で円高基調になり、113.21円まで下落しました。その後10時時点では、時間外の米10年債利回りが前日比で上昇して始まったことと一時320円超高と堅調に推移した日経平均を眺めリスク志向のドル買いが散見され、113.39円まで値を伸ばしました。午後の時点では日米株価指数の上昇は一服したものの引き続きドル買いの流れが継続し、113.54円まで上昇しました。ロンドン市場に入るとドル円の上値が重く113.37円での推移、21時半に米国の新規失業保険申請件数の結果が好結果である旨の発表があり、米国の強さを改めて実感する内容となりました。ニューヨーク時間に入るとドル買いの流れに転換、24時時点では113.69円とロンドン時間と比べ30銭ほど高い位置で推移、またダウ平均が480ドル超上昇したことも買いに拍車をかけ、一時113.72円をつける場面もありましたが、高値である113.80円が目先のレジスタンスとして意識されていたこともあり、買いが一服し売戻しが見られるも113.49円付近でとどまり、底堅い動きを見せ最終的には113.67円で取引を終えました。

-底堅いドル円と抵抗ラインの壁-
 本日のイベントは仏)消費者物価指数【確報値】、米)小売売上高、米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】、米)ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されており、引き続き米国を中心に材料を待つ流れとなりそうです。為替の方では、ユーロ円が7月以来、ポンド円が6月ぶりの高値を付け、ドル円を含めた主要通貨の続伸が非常に目立ち、全体的に円安の水準であることがうかがえます。ドル円の方も昨日のニューヨーク時間から下値を切り上げながら上昇してきており、サポートラインがしっかりし始めてきていることがわかります。また、一昨日に発表されたFOMC議事要旨ではテーパリングの条件がすでに満たされ、開始時期を11月中旬から12月中旬に行う可能性を示し、インフレの見通しの引き上げを検討していることからもポジティブなドルの買い材料が集まってきており、ファンダメンタル的にもドルは強いことがうかがえます。ドル円が本日上昇基調で動いた場合、直近高値の抵抗のラインとなっている113.80円が大きな節目として意識される動きになりそうです。

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