本邦GDPはどうなる
-前日サマリー-
先週金曜の東京市場では、引き続きアジアの多くの市場が旧正月の祝日で取引が薄かったことから、104.75円台での動意の乏しい動きに終わりました。欧州時間ではドル買いが活発になった他、米10年債利回りがやや低下幅を縮めたことを受けて104.94円付近まで上昇しますが、節目の105.00円が意識されて上げ幅を縮めました。しかしダウ先物が90ドル前後下落していることを受けて、ドルは全面高の展開になりドル円は105.18円まで上昇しました。NY市場に入るとドル安が進み104.91円まで下落した後、米国は月曜日に祝日を控え、3連休を予定していたのも影響してか再度取引が薄くなり、104.93円で取引を終えました。
-本邦GDPはどうなる-
本日のイベントは日第4四半期GDPが予定されています。本日発表される第4四半期GDP予想は前期比+2.3%で、前回の第3四半期GDPの前期比+5.3%からの低下が予測されています。先週半ばに「3月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の深掘り余地があることを明確化する可能性」との一部報道を受けたばかりで、この第4四半期GDPが仮に事前予想を下回る数値となった場合は先ほどの「マイナス金利の深掘り余地」の明確化がより現実味を帯び、一気に円が全面安になりやすくなりますので注視したいです。