FXレポート

交渉難航がポンドの重しか

【本日のトレードポイント】
-ドル円は一時106円を回復-
 先週末のドル円は手掛かり材料が乏しい中、東京時間に105.80円から105円半ばまでじり安に推移しました。欧州勢参入後に対欧州通貨でドル買いが進行したことを受けて切り返すと、予想を上回る米中古住宅販売件数を受けた米長期金利上昇の流れからドル円は一時106円台に乗せました。一方、ユーロドルは予想を下回る仏製造業PMIを受けて下げ幅を拡大し、NY時間にかけて一時1.1754ドルまで下落しました。

-ブレグジット交渉のヘッドラインは注意-
 本日は国内外で注目度の高い経済指標の発表は予定されていません。引き続き主要国株価や米長期金利が手掛かり材料視されそうです。先週末にブレグジット交渉で英国が歩み寄りの姿勢を見せていないことが報じられました。ポンド円は前日の上昇分をほぼ吐き出す展開となり、改めて交渉の難航が意識される形となりました。EU交渉官は「現段階での合意の公算が小さい」としており、しばらくは積極的にポンドを買いづらい地合いが続きそうです。ヘッドライン次第ではありますが、ポンド円は140円をバックに戻り売りのチャンスを探したいです。

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