FXレポート

独立記念日のため米休場

-前営業日サマリー-
 ドル円は143.66円でオープン。東京市場では、高田日銀審議委員「足元は、あくまで利上げはいったん休止局面」「年内の利上げの可能性は、予断をもって語るべきではない」などハト派的な発言を受け、143.93円付近まで一時上昇しました。ロンドン市場では、米雇用統計が市場予想を上回ったことを背景に、145円台まで水準を切り上げました。NY市場では、ロンドン市場から継続して底堅く推移し、144.93円で取引を終えました。

-独立記念日のため米休場-
 本日は英建設業PMIの発表が予定されていますが、それ以外に注目度の高い経済指標の発表はなく、材料の乏しい1日となりそうです。
 昨日発表された6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想11.0万人に対し14.7万人と予想を上振れ、失業率は市場予想4.3%に対し4.1%と予想外に低下する結果となりました。労働市場が安定を維持していることが示され、7月のFOMCでは政策金利据え置きの可能性が高まりました。また、同時刻に発表された6月のISM非製造業景況指数は市場予想の50.6を上回る50.8となりました。前月の49.9から成長縮小圏を脱し、再び拡大圏に回復した点は、ポジティブな結果と評価できます。なお、本日は米国市場が休場のため、通常よりも市場の流動性が低下することが予想されます。その分、突発的なニュースヘッドラインが流れた際には、相場が過剰に反応するリスクも考慮する必要があります。こうした点に十分注意を払いながら、取引に臨みたいです。

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。