FXレポート

米雇用統計に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は143.38円でオープン。東京市場では、材料が乏しい中時間外の米10年債利回りが小幅ながら上昇したことを支えに一時143.85円付近まで上昇しました。ロンドン市場では、米ADP雇用統計の結果が市場予想を下回り143.48円付近まで下押しましたが、その後143.90円付近まで買い戻されました。NY市場では、米10年債利回りが横ばい、NYダウ平均がマイナス圏で推移し、一時143.57円付近まで下押しました。その後、買戻しが優勢となり、143.65円で取引を終えました。

-米雇用統計に注目-
 本日のイベントは豪貿易収支、高田日銀審議委員発言、中財新非製造業PMI、欧ECB理事会議事要旨公表、米新規失業保険申請件数、米雇用統計、米貿易収支、米ISM非製造業景況指数など注目度の高い経済イベントが予定されています。
 昨日発表された米ADP雇用統計(前月比)は、市場予想+9.5万人に対して-3.3万人と大きく下振れし、労働需要の軟化が示唆されました。こうした中、本日は米雇用統計の発表が控えており、昨日のADP雇用統計を受けて市場の関心が一層高まっています。市場予想では、非農業部門雇用者数が+11.0万人、失業率が4.3%、平均時給は前年比+3.8%と、前月からの軟化が見込まれています。FRB高官からも労働市場に対する下振れリスクを指摘する発言が出ていることから、もし本日の結果で雇用市場の大幅な減速が示唆されれば、7月FOMCでの利下げの可能性が現実味を帯びてくるため、注目して取引に臨みたいです。

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