ドル円再び安値更新
-前営業日サマリー-
ドル円は149.70円でオープン。東京市場では序盤からドル円が上昇基調で150.30円付近まで上値をのばしたものの仲値付近で失速し149.50円付近まで下落。その後はやや反発するも軟調な地合いが続きました。ロンドン市場では引き続き軟調な地合い。149.80円付近で上値を抑えられ、上値の重たい展開が続きました。NY市場では、下落基調でスタートし道中で発表された消費者信頼感指数(コンファレンスボード)が予想値を下回るとドル円は急落。年初来安値を再び更新し148.55円まで下値を広げました。その後149円台まで一時反発するも上値は依然重たく148.99円で取引を終えました。
-ドル円再び安値更新-
本日のイベントは、豪消費者物価指数、米ボスティックアトランタ連銀総裁の発言、米バーキンリッチモンド連銀総裁の発言、米新築住宅販売件数のほか米エヌビディアの決算発表が控えます。本日注目しておきたい米新築住宅販売件数は前回の69.8万件から67.8万件(予想値)とやや鈍化する見込み。ここで前回を上回るような市場の予想と異なる内容であれば一定の値動きを期待してもいいかもしれません。
足元のドル円は再び年初来安値を更新し軟調な地合いが継続しています。しかしながら安値を更新すると急反発してから上下に大きく動くパターンが散見されることから、中長期的に見たドル円のトレンドは売りであっても数十銭単位で大きく振らされることが想定されるためデイトレードなどの短期で挑む場合は、目先の方向感をしっかり見据えながら取引に臨みたいところです。