為替はヘッドライン相場
-前営業日サマリー-
ドル円は、145.43円でオープン。東京市場では、トランプ大統領がイランを攻撃するかどうか、2週間以内に判断すると表明したことを受けて、早期の攻撃に対する警戒感が後退し、ドル売り・円買いが優勢となりました。ロンドン市場では、米長期金利の上昇とともにドル高傾向の相場展開となり、146円を目指す展開へ。NY市場にて146円台を突破するとその勢いのまま146.16円で取引を終えました。
-為替はヘッドライン相場-
本日のイベントは、各国にてPMI、米中古住宅販売件数が予定されています。
先週はトランプ大統領が「2週間以内に各国に関税率を通告する」と述べたほか、ホワイトハウス報道官が「イラン攻撃について2週間以内に決定する」と表明。一部では、「トランプ大統領の2週間期限は、何も決まっていない中で表明される期限ではないか?」と考えられていたようでしたが、米国はイランへの直接攻撃を実行してしまいました。トランプ大統領は「平和のため」と主張していますが、中東を巡る地政学リスクは一段と強まっています。
金融市場ではヘッドラインに左右される展開となりそうです。目先はホルムズ海峡閉鎖に絡む動向、原油市場の動向、株式市場の反応も見つつ、取引に臨んでいく必要がありそうです。