FXレポート

ウォラーFRB理事の発言に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は150.26円でオープン。東京市場では、序盤から上昇基調で150.40まで上値を伸ばすもその後は押し戻されました。ロンドン市場では、ドル売りが選好され150.01円まで下落するも、その後は反発し、道中で発表された新規失業保険申請件数の結果が良好であったことが追い風となり、ドル円は150円半ば付近まで値を戻しました。NY市場では堅調な動き。道中米国のPMI発表でやや乱高下するも、安定した推移が続き150.50円で取引を終えました。

-ウォラーFRB理事の発言に注目-
 本日は本邦休場、予定されているイベントは、独IFO景況指数のほか、米ウォラーFRB理事の発言が控えるのみで材料に乏しい一日となります。東京市場は休場となりますので、流動性の低さから発生し得る突発的な値動きには警戒が必要になるかもしれません。また、本日行われるウォラー氏の発言は東京時間に行われる予定となっています。FRB内でもタカ派として見られる同氏ですが、今年1月16日に行われている講演では年内の利下げを否定せずややハト派寄りのスタンスが見えました。ここで改めて利下げに肯定的なハト派発言が出る場合は、利下げ期待への強まりからドル売りへの圧力がかかりやすくなるうえ、本邦休場による流動性の低さも合わさることで、相場へのインパクトはそれだけ大きくなる可能性は考慮しておいた方がいいかもしれません。また、ドル円自体が現在高値圏で推移していることもあり、その分下落幅が大きくなることも想定出来ますので、同氏の発言内容には注意を払いつつ取引に臨みたいです。

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