FXレポート

近づくFOMC、利上げ幅を巡る思惑はくすぶるか

-前日サマリー-
 東京市場のドル円は114.89円でスタート。ウクライナ情勢を受けたリスク警戒のドル買い円買いが散見される中、東京勢の本格参入後はドル買い優勢でドル円は115円台を回復、その後はもみ合うも底堅く推移しました。欧州市場では、序盤こそリスクオフムードの強まりから欧州通貨が売られる展開となりましたが、株式相場の持ち直しと共に買い戻されました。一方のドル円は米長期金利の上昇などを受け、堅調に推移しながら上値を試しました。NY市場に入るとADP雇用統計が発表され、市場予想を上回る雇用増が伝わるとすぐさまドル円は日通し高値を更新しました。またパウエルFRB議長によるインフレ警戒についての議会証言もあり、米長期金利が上昇するとドル円は一時115.68円まで上値を伸ばし、引けにかけてもみあうも底堅さを保ち、115.51円で取引を終えました。

-近づくFOMC、利上げ幅を巡る思惑はくすぶるか-
 本日のイベントは、豪貿易収支、中財新サービス業PMI、欧ECB理事会議事要旨、加マックレムBOC総裁発言、米新規失業保険申請件数/ISM非製造業景況指数/パウエルFRB議長議会証言(2日目)が予定されています。
 昨日は米パウエルFRB議長が下院での議会証言にて発言し、「今月のFOMCでは0.25%の利上げを支持する方向に傾斜」と述べた一方で「インフレが高止まりの場合は0.50%の利上げもあり得る」とのスタンスを示しました。市場ではロシア・ウクライナ情勢による経済の先行き不透明感などで利上げ幅0.50%予想は大きく後退しています。ただ昨日の発言が伝わったタイミングでは、一時的ながらドル円は上下に振れる展開も見受けられました。その点から今月のFOMCでの利上げは織り込み済みも利上げ幅を焦点とした思惑はくすぶるか、近づくFOMCに向け最終調整の局面を見極めていきたいです。
 一方、ロシア・ウクライナ関連では、「ロシア代表団がウクライナの代表団と停戦について議論」、「ウクライナ代表団は木曜日の朝に会談場所に到着予定」との情報も露通信社から伝わっています。詳細な時間などは確認できませんでしたが、停戦に関するヒントが確認できればリスクオフの巻き戻しを促す展開もあるか、関連ヘッドラインには引き続き注視したいです。

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