FXレポート

3度目の給付金が与える米小売売上高への影響はいかに

-前日サマリー-
 東京市場では円売りが先行してドル円は一度109.15円まで上昇する場面がありましたが、先週金曜の高値109.16円が意識されると頭の重い動きになった事に加えて、米10年債利回りが低下していることなども重しにドル安が進行し、108.92円まで下落しました。欧州時間では米10年債利回りが上昇に転じたことでドルの買い戻しが優勢になり、9日高値の109.23円を上抜けて109.36円と昨年6月以来の高値を更新しましたが、その後利回りが低下気味になったことで再度ドル安が進行、109.02円まで戻りました。NY市場では新規材料難から様子見ムードが広がり、109.11円台でのレンジ相場になりましたが、イタリアやフランスなどの欧州諸国がドイツに続きイギリスのアストラゼネカ製ワクチンの使用を一時中断との一部報道を受け、欧米株価が一時軟調になりリスクオフの円買い・ドル買いを誘発してドル円は109.12円、ユーロ円は130.16円で取引を終えました。

-3度目の給付金が与える小売売上高への影響はいかに-
 本日のイベントは独ZEW景況感調査と米2月小売売上高が予定されています。前回1月の米小売売上高では年末に成立した1人当たり600ドルの追加給付金やダウ平均株価が史上最高値を塗り替え続けるなどの株高を追い風に消費意欲が高まったことにより、前月比5.3%増と急回復を示し、市場を大いに沸かせました。今回の2月分では該当月中には給付金の配布はなかったことから消費が減り、前月比-0.5%とやや弱気予想となっていますが、バイデン米政権は追加で1人あたり1400ドルを給付する計画をすでに立てています。給付金を将来受給できるという安心感と感染者数が減少傾向である米国内で得られる経済再開への期待感から、1月より確認できている消費意欲が2月中にも引き継がれている可能性もあるとの見方も増えてきています。仮に結果が前月比プラスなどのポシティブサプライズとなった場合は一気に動意づく可能性がある為、発表時には注目して取引に挑みましょう。

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